NFT, Technology, VC

仕事がら、シリコンバレーなどのアメリカの大企業の方とお話する機会が非常に多いです。

話していて感じるのは、日本の大企業において「これからどう先に進んでいっていいか分からない」(=だからシリコンバレーなんかに出先を出してみた) 「情報を得ても、それ使ってなかなか実行に移さない」ということです。

これは、色々理由があるでしょうが、大体は ①組織の若返りが進まず(年功序列、終身雇用的) ②若手の声が届かず ③テクノロジーの取り込みが進まず(自社でリソースを十分に持たない) ④既存のビジネスモデルにとらわれている(イノベーションのジレンマ)みたいな話に帰結しますね。

では、上記の想定が仮に正しいとしましょう。その場合、どうしたって①〜④を全部多かれ少なかれ変えなきゃいけないでしょう。(ここでまた大概の場合、大枚払ってコンサルに調査や提案など業務委託して、その大量のレポートを放置するのが日本企業w)

だけど、みんなバカじゃないので、特にコンサルは頭はいいので、考えて、少しは変えてみようと思うんだけど、変わらないから難しいわけです。大企業だとすると社外取締役もいるし、株主もいるし、変わりながら儲けていかないといけないけど、なかなか変わらないわけです。

これは、SaaSに大きく移行したマイクロソフトとか、(表向きは)R&Dと新規分野開発に大量のリソースを投入するGoogleだとか、思い切ってC向けとB向けを分社化したHPとか、超一流企業は別として、そんなにどこの国のどの企業も程度問題でしかないとも思います。

とはいえ、新しいビジネス始めよう!となった時にリソースの観点からは圧倒的に大企業が有利ですよね。人も、特に金もあるし、リスク管理とかリーガルなんかのツールも揃っている。
けれども、そこには罠があって、大人数集まって、さらに長いことやっていると上記を上回る弊害がおうおうにして起こる・・・・


だけど、ここに来て、ツールとして極めてディスラプティブなものがあらわれた。これは技術的には前からあるブロックチェーンの活用でしかないけれど、ユースケース的に極めて斬新かと思っています。

DAO =Decentralized Autonomous Organization=分散自律組織

https://ja.wikipedia.org/wiki/DAO
今の時点で、Wikipediaの説明がひどいw
色々広告が貼ってあるけど、こっちの方がいいかな。
https://www.bridge-salon.jp/toushi/dao/


方法:

  • Phase1
    • DAOの組成
      • 会社側から一定額をDAOに出資
      • トークンを作成
      • 関係者全員が上から下まで、一人ひとりが同数のトークンを保有する
      • 下記のような議論をDISCORD(もしくはSlack)で活発・頻繁に行う
        • 「我社はこれからどの分野を狙いたいのか」
        • 「我々は2〜5年後にどのようなビジネスを生んでいきたいのか」
          • これらの議論こそが、会社の無形事業資産となる
            • これが出来ていなくて、コンサルに投げている会社がどれだけ多いことか!
          • 組織の膠着状態の打破のきっかけ
        • 希望者はボランティアベースで上記プラットフォームの運営、ディールソーシング等に参加できる
      • そのDAOからスタートアップ投資を行っていく
        • 上記の議論で対象となったようなビジネスを行う優良スタートアップをDAOメンバーで選定し、一定期間、上記プラットフォーム(と必要に応じZoomなど)で議論を行う
      • 最終的にはAragon Voiceのようなvoting toolで出資可否を決定、無投票は賛成票扱いとした上で、過半数や2/3の賛成で実施する
      • 少額出資
      • フィナンシャルリターンの扱いは個別に決定するが、継続するためには「損をしないこと」は重要
      • なるべく多くの投資を実行し、将来の事業の参考のための情報収集ツールとする
      • 協業などのストラテジックリターンの扱いは個別に決定する
      • フォローオン投資の扱いも個別に決定するが、上記枠組みでは特に重視する理由はない
        →とにもかくにも、大体フィナンシャル vs. ストラテジックリターンの部分で議論がぐちゃぐちゃになってしまうので、もう「将来のことを議論するための情報収集とそのコスト」くらいに割り切ってしまってはどうか
      • 異議がない限り、DAOに対する資金投下は自動更新とする
  • Phase2
    • 2年目想定
    • 関係者の自己資金によるトークンの追加購入を許可する
    • また、DISCORDの運営やディールソーシングへの協力に対し、少額のトークンを割り当てていく
  • Phase3
    • 2.5年目想定
      • 世の中の動きが速いので、このくらいのスピードで進化していきたい
    • 外部資本の導入
    • イールドファーミングやその他の流動性インセンティブの導入
  • 全体
    • 以下の事項は要確認
      • 会計上の扱い
      • 税務上の扱い
      • 各種リーガルイシュー
    • 上記事項はDAOの黎明期ということもあり、確認に時間を要する
      • 但し、そのノウハウ自体がweb3時代において企業にに競争力をもたらす、と理解すべき
      • 常に言っている通り「やってみないと分からない」
NFT, Startup, Technology, Wine

DAOの学習と、ワインへの造詣を周りの人たちと深めるため、「みんなでETHを出し合って、一定金額を超えたら高級ワインを買ってみんなで集まって飲んでわいわいしようよ」DAOを作ってみました。

「WINE」という素敵な名前のトークンが作れたので、それも満足でしたが、

出来た後にどうやって運用していいのかがさっぱり分からない!
マニュアル、ユーザーガイドはないし、Discordはそこそこ活発だけどなかなか答えがもらえない…
CLIで運用するみたいで、学びながらやれば出来ないことはないけど、それ自体の解説サイトみたいのもなさそうだし、ちょっとスタックしました、、というのが落ちです。

Aragonは市場では結構なシェアがありそうで、見た感じ1番ぽかったので使ってみましたが、もっと使いやすいツールが出てくることをこころから願います・・


トップページ

後から分かったことだが、この時点で、EthereumでDAOを作りたかったらMetaMaskなどのウォレットでEthereum(メイン)ネットワークに入っていないといけないし、Polygon(Matic)で作りたかったらPolygonネットワークに入っておかなければいけない。

これは、使う人と、DAOを作る人のガス代に大きく関係するので、無駄な労力を避けるためにも非常に注意が必要です。

EthereumでDAOを作ろうとすると、手数料(これは些少の模様)とガス代の合計で下記の時間帯(PST 14:00頃)だと合計で$378.52(高い!!!)かかると表示されるし、PSTで朝方試した時にはもう$700近くて、話にならないほど高かった。

後述するが、Polygonの場合はめちゃくちゃ安いので、上記のプロセスは(DAOの参加者がPolygonでOKと考えられる場合においては)とても重要である。

DAOを作るボタンを押下

Aragon Clientはもう古く、新しいDAOはAragon Governで作れとのこと。

(実はAragon Clientの方で一つ作った後でそれが判明したので、大ショックだった… ちゃんと事前にuser guideなりマニュアルなりを読まないといけないですね(^_^;))

Aragon ClientでDAOを作ってみた(➜非推奨だった!) 02042022

Aragon Governトップページ

いろんなDAOがありますね〜

Create DAOを押下

以下の内容で入力。

次の画面で下記内容が求められる。以下がデフォルト。

今回、Rules / Agreement に規定したのは、以下の通り。(赤字は読みやすさのために本書のために強調したもの)

Any transaction created in this DAO must have been proposed in an Aragon Voice vote on 

https://voice.aragon.org/ and with the following approval criteria:

– 50% support of the participating tokens in the vote proposal duration of at least 7 days

  – Transactions created that do not meet the above criteria should not be permitted

– Unless explicitly participating in the vote proposal, this DAO doesn’t consider these tokens as approval or opposition

– Every time the proceed from token buyers exceeds (and in the case we start sales of goods and services, adding our profit) $500 (first time $500, second time $1,000 and so on, cumulatively) we vote

  – which premium wine(s) we buy, including its vintage

  – how many bottle(s) we buy

  – where to buy the wine(s) from

  – who to buy it (them)

  – where to drink the wine

    – our venue will be Bay Area, California USA 

    – in the case of restaurants, corkage we incur

  –  when we hold the events

  – the food we pair with the wines

    – including potluck style 

– The decision above is made pro-rata basis depending on the numbers of tokens DAO owners have, however

– The volume of wine poured into your glass when you participate in events is NOT so that we can freely enjoy the wines 🙂

– In the case you can’t come to the event, you are not eligible for the portion of the wine(s) we drink in the events.  

  –  So please be attentive

    – Again, our venue will be Bay Area, California USA 

– Token holders of DAO won’t be liable to any health issues, injuries and losses including but not limited to food poisoning during the events

– Drink responsibly in the events.  The above is also applied to any DUI incidents during and after events

次のページ

Understanding collaterals in Aragon Govern

>The default currency for collateral is DAI.

Dai (DAI) is a decentralized stablecoin running on Ethereum (ETH) that attempts to maintain a value of $1.00 USD. Unlike centralized stablecoins, Dai isn’t backed by US dollars in a bank account. Instead, it’s backed by collateral on the Maker platform. Note: if the Dai credit system is upgraded or shutdown, Dai holders may need to convert their Dai to Ethereum through the Maker platform. Read more at makerdao.com/whitepaper.

https://www.coinbase.com/price/dai

Transactionをscheduleできるホワイトリストのアドレスは初期設定はnull値なので、自らのPolygonのアドレスを設定した。(画面コピー割愛)

確認画面

ここで、画面下部にある「Confirm and Create Your DAO」を押下すると、「利用可能なネットワークに接続しろ」とエラーメッセージが返される。。

そうか、仕様上、Polygonでは、Aragon GovernのDAOが作れないのか…

ここら辺は、サービス・システム側の仕様であり、どうすることも出来ない。

このあたりが私が常に言っている「使ってみなければ分からない」の部分の一つでもある。

メールでPolygonの利用可能性について問い合わせると「すぐ回答するからね」と書いてあるものの、返事はない。

また、最近の流行りとして、チャットシステムである「Discord」があり、それを使えばすぐ回答できる、とメールに書いてあるが、Discordで問うたところで、回答してくれる人がいなければもちろん答えが得られるわけでもない。(下記のMoshの問い)

Ethereumではガス代が非常に高い…

これでは、高いワイン1本分くらいになってしまうので、DAOを作る時間を調整することにする。

下記の「曜日によってEthereumのガス代が一番安い時間帯」の記事をを参照に。

DayThe time when ETH Gas is lowest (EDT/EST)
Sunday2 AM to 3 AM
Monday1 AM to 2 AM
Tuesday6 AM to 8 AM
Wednesday11 PM to 7 AM
Thursday1 AM to 3 AM
Friday10 PM to 8 AM
Saturday2 AM to 3 AM

The Secret Behind Ethereum Gas Prices

結局、かなり価格の上下をウォッチする時間を浪費しながら、合計$154程度で決済することとなった。

これは、Polygonの利用を許可しているAragon ClientでDAOを作成した際には数ドルに満たない程度だったので、大きな差である。

DAOを作っている最中

ちなみに、DAOの生成過程に「Uploading rules to IPFS」とあるが、IPFSとは分散ファイルシステムかつそのプロトコルである。

で、上記の処理中ステータスは変わらなかったので、、Aragon Governで作られているDAOの一覧を見に行くと、案の定、一番最新のDAOとしてwine_daoが作られていた。

内容を確認してみる。

ETHを一旦depositしてみる?

参考まで、今回のガス代とトランザクション

New ActionとしてTokenをmintingしてみる。

Add new transaction

Mint Tokens

Recipient

0xb6466775b7513617d4076b22feb149303881bf09

で、次に出てくるこの部分が分からない・・・

Media, NFT, Startup

NBA Top Shot = Dapper Labs社が運営

Dapper Labs, the start-up behind digital basketball trading card platform NBA Top Shot, is now valued at $7.6 billion following a $250 million funding round.

➔我々間接投資しています !(^^)!


  • Collectors have spent $330 million on Top Shot to date
  • There are all sorts of NFTs for sale, but one of the most successful sellers has been the National Basketball League. As Decrypt’s Daniel Roberts recently explained, the NBA’s success with NFTs can largely be credited to the NBA being the most social media savvy of the big sports leagues,

NBA in 2019/20 Season number

アカウント作成

好きなチームはウォリアーズ!

最初にスターターパック買ってみ、と。

タダでくれないのがちょっとケチい。

(但し、購入する手続きを一度踏ませるという意図があると思われる。後述の通り、クレジットカード以外だと結構めんどくさいプロセスが必要)

この決済部分は非常に重要。選択肢は多いに越したことがないし、

NFTなので当然cryptocurrencyでの支払は外せないのと、初心者向けのハードルを下げるためにはクレジットカードも必須と思われる。

  • クレジットカード
  • コインベース
  • 他の「ウォレット」からのcryptocurrency支払い(Bitcoin、Ethereumなど)

Ethereumを選択した場合。METAMASKのウォレットに接続しました。

いつもだけど、Ethereumはガスが高いよ!

$9のもの買うのに、マイニング手数料(=ガス)が$7ドルって!!

今回はやめて、クレジットカードで払うこととした。

キタ――(゚∀゚)――!!

UI/UXとして開封の儀が出来るのが秀逸。

さらに素晴らしいと思ったのは開封の儀と、自分のリアクション(PCのフロントカメラで撮影)を一緒に録画して保存出来ること。ちょっと操作が分かりにくくうまく録画出来なかったのと、それに伴いスクショも取り忘れたのは残念の極み・・・

カール=アンソニー・タウンズ@ミネソタ・ティンバーウルブズ!

やったー!!!!

ダンクのシーンの動画も付いていて最高!!!!

シーズンアベレージで一試合平均得点24.8点とはすごいよね、カール=アンソニー・タウンズは!!

と、知ったかしてみたけれど、カール=アンソニー・タウンズのことは知らなかったので、早速売ってみることとした。

このモーメントはいくらで今まで売れてきたのか?

おぉ、つい最近$1200で売れたのか!?シリアルナンバーが若いから??

その他にも$200, $164などの記録も。

ただし、最近は$2, $3(二束三文?)で売ってるのね…

世の中そうそう美味しい話はないということか

「プライシングヘルパー」でいくらの値付けをすると売れそうか見てみる。

$2が最安値、$3以上で売っている人もいるが、これはテストだし少しでもお金を回収したいし、泣く泣く$1で売り出すことに…ごめんよカール=アンソニー・タウンズ。

販売手数料で5%取るのは妥当と考えるが、これも売り買いの両方から取っていると、ちりつもでかなりの金額になるでしょう。

カール=アンソニー・タウンズに価値が無いって、言っている訳では無い。

これはNFTのオーナーシップの価値である。(この点本質的に結構重要です)

リスティングされました!

まぁ、$2か$3くらいでしか売れないんだから、買う人もなかなか現れないでしょう。

と思ったら、即売れるんかい!

Gメールにメール来ました。

売った後もこの動画・クリップは見れる➔不思議な感覚

$1で販売、5%の手数料を引かれて$0.95が残っています。やったね!!

(最低$10の残高が無いと引き出せないようですが)

#冗談抜きで、色々なNFTサービスの検証の為に$を使っていて、金が無いです。

と、このように、アカウント作成後、すぐにNFTの~$10くらいの売り買いが出来た訳ですが、最高で2百万ドル(2.3億円くらい)のモーメント(=レブロンジェームスのダンクシーン)なんかもあるなかで、金の絡むところ、詐欺、マネーロンダリングなどなどが当然ケネンされる訳です。

ここで、身元証明・IDチェックの仕組みが重要になります。(=日本でNFTの仕組みを大企業などが取り入れる際にも極めて重要になる)

Similar to other online payment services, you will be asked to verify your identity from time to time while using Dapper. This layer of security is used to comply with financial regulations, prevent fraud, and to protect the community.

There are a few instances in which an identity check may be requested:

  1. When your account hits a threshold of financial activity from purchases and sales
  2. When you submit your first request to withdraw from your Dapper Balance

We’ve put in strong anti-bot and anti-multi account measures that do sometimes flag real humans, especially if you use public WiFi or VPNs; if you re-use credit card, billing address, or identity information; or if you have high gifting activity — all of which correlate with bots.

https://blog.nbatopshot.com/posts/identity-verification-withdrawals

ここまでは当然

人相がいいかどうかはこの際別問題と整理しまして、、

アメリカですと免許証の裏表(裏にはバーコードがあり各種情報が記録されている)をアップロードするとそれを自動認識するサービスがあり、それを組み込んでいます。

さらに、顔写真もPCのフロントカメラで認識し、セキュリティを高めています。

折角なので、スターターパック以外の個別のモーメントNFTも買ってみましょう。

レブロンジェームスが好きでも、44歳になってこれは空気を読まなさすぎだろう。

私のウェビナーの講演料が730万円出るなら一番下のやつを買おうかな…

確かにすごいバックステップのロングディスタンスのシュートだが、730万円か…

Tesla Model Yのロングレンジを新車で買えちゃうよ…

それも59セットも売られているんですけど…

ただ、こうやって経年的に値上がりしてきた訳ですね
=転売目的での購入は全然OKな世界観
➔これがNBA Top Shotの大きなユーザーの目的

=気軽な投資商品

ここで一度FAANG株価を見てみましょう

Amazon

➔上値が重い

Facebook

➔下落傾向

Google

➔頭打ち

Netflix

➔上値が重い~下落傾向

Apple

➔好調

➡今までのように「テック株買っておけば、そのうち家も買えて、上手くいけばFIRE!?」
 みたいな展望は持ちにくい

CPI。

インフレで放っておけば、個人資産は相対的に減るばかり!

閑話休題。

ステファンカリーのモーメントNFTで気軽に買える(=妻に見つかっても怒られないレベル)のモノを買ってみましょう。

ドル建て

Ethereum建て

➔なぜEthereum価格の方が安い?(2021/12/24時点で 0.001ETH=$3.979)

リストしている人達から買える。1912件も出展されているのか。

最安値の出品を選択していますよ、と丁寧に教えてくれる

Dapper 残高で買ってみよう

(Dapper Labs社が運営しています)

残高を補充して

おっと、手数料が$1.2取られるみたいで…

(ビジネス上、この手の手数料は積もり積もって大きな収入になる)

最大15分くらいかかるのか・・

自社で開発したブロックチェーン、Flowは速いって言ってたのに・・

ただ、すぐコレクションの中に入っていました!

繰り返しですが、このモーメントNFTを所有していないと、このカリーの3ptシーンが見れないということでもない。

ここがNFTの所有と、動画・写真・デジタルアーツの閲覧との関係を表す、象徴的な部分かと。

https://nbatopshot.com/moment/moshsuzuki+0a52d977-7d99-4016-84cd-7f6184f80091?

で、上記で$17で買ったモーメントが$20で売れて、+$3(手数料除く)。

なんか、こうやって続けていけばどんどん儲かるのでは!?

それで、その儲けた金でまたカリーのNFT買ったら、コレクタースコアポイントが上がったと。こりゃ、なんかハマりそうだ!(⇐これはこの手のサービスで最も重要なポイント

その他、仕組み調査

欲しいものを買わせるのに「コレクタースコア」を貯めなくちゃいけないとか

チームのNFTをもう2つ買ったら追加ポイントもらえるとか

レアなNFT(モーメントと呼んでいますね)を買ったら追加ポイントを貰えるとか

なかなか商売上手ですねw

買ったモーメントNFTで「出来ないこと」っていうのは何なのか?
(=出来ることの裏返し)

Yes, lots of things. (lol)  Even though the NBA’s terms say “You own the NFT” that’s not exactly true.

  • You don’t own the underlying copyright of the highlight; the NBA does. 
  • That means you can’t use the images to create merchandise. You can’t “commercialize any elements” of the NFT
  • You also can’t modify the image without the NBA’s permission. And you can’t use the image alongside anything the NBA considers offensive or hateful

もちろん、アメリカは契約社会なので詳細な契約を読みましょう。(英語では「細かい印刷」と言います)

If you truly owned your Top Shot NFT the way you own a piece of personal property, the NBA wouldn’t be able to prevent you from doing any of this.

But what you have instead of property is a license to do a small handful of things—not quite the same as owning something outright.

とはいえ、上記の「細かい印刷」を無視して禁止事項をやってみたら?

The league’s lawyers have that covered too.

The fine print explains that a violation will lead NBA Top Shot to “immediately suspend or terminate your user account and/or delete your Moments’ images and descriptions from the App.” So they won’t quite take it away from you, but they can render it nearly useless.

Japan

藤井五冠はタイトルを欲しいままに獲得しているものの、今回A級昇級しないと谷川十七世名人の21歳史上最年少名人記録(その時の名人はひふみん!)は抜けないので、勝手に前日からドキドキドキドキしていました…

当日は名人戦順位戦 B級2組、アメリカ西海岸時間16:30から始まりましたが、もう仕事が手につきません… 打ち合わせが2件夕方・夜にありましたが、正直AbemaTVをスマホでチラチラ見ていました!

胸騒ぎを抑えるため、ほとんど「性癖」に近くなっている確率計算をしてみました。
昇級条件としては「藤井五冠が負け+稲葉八段勝ち+千田七段勝ち」以外、なので対局者同士のイロレーティングを考慮するとそれぞれ、
12.3%×56.8%×53.4%であり=3.7% となります。
これは「25回に1回」くらいしか起こらない確率ですが、人間心理は不思議なもので、それでもドキドキしてしまう。統計とは関係のないところに人間の感情がある、ということか。

Abemaで深夜まで見ていましたが、途中評価値ベース35%対65%までいって、解説の先生も「藤井五冠ピンチ!」と言われ、素人目にも相当厳しかったので、もう気が気じゃない!!

とはいえ流石に西海岸時間早朝までかかるので、途中で寝落ちしましたが、、何と夢に順位戦のことが2回くらい出てきました!

それで、朝Yahoo!でおそるおそる結果を見てみると見事昇格!おめでとうございます!!

ただ、その裏の対戦では稲葉八段勝ち+千田七段勝ちだったので藤井五冠は負けるとA級昇格なし=B級残留となっていた訳で、本当に勝って良かった!!


以上、前置きが長くなりましたが、以下が素人・観る将の感想です。
(▲先手=佐々木七段、△後手=藤井五冠)

1.序盤

▲3五歩 →同歩→▲桂跳ね→△2二銀→▲端攻め→△4四歩で桂取り
の流れのところで、佐々木七段の研究が炸裂!という評価だったのですが、△4四歩の部分もちょっと藤井五冠の研究には入っていて、ただあまり前例がないものの「探究心でその手筋に突っ込んでいった」んじゃないかと思いました。
史上最年少で名人になることよりも、究極の強さを目指す研究心が勝ったということなんじゃないかなあと。

2.勝負の分かれ目

その後、先手は1筋に馬が出来て、評価値も先手に振れ、後手ピンチ!と評されていた盤面でさらに先手に▲4四桂とタダで捨てて、その後飛車が2筋を上がり、端に竜を作る手が有力だったと。

また直後に後手に反撃された際に、▲7八金と受けるのが幸便であったところ、そこで▲4四桂と打った。

こう、何でもAIのサジェスチョンに基づいて what if を語るのもどうかとは思うのですが、何となくですが、藤井五冠なら▲4四桂のタダ捨てや、テンポを変えて一手待つ▲7八金(それぞれAIが示す最善手)が出てきたと思うんです。

あくまで想像ではあるんですが、AIの最善手との一致率が最も高いというのはデータで示されているし、「えぇ!ここでそれは指せないでしょ!」というのを指すのが藤井五冠だというのもあり、逆に藤井五冠相手にそれを指せないと、すぐとがめられてしまう・・・という気がします。

3.受けの強さ!

これは、全部は解説できませんが、「えー△7四王と上に上がっちゃうの!」とか、上記したピンチ状態から相当に潜在的に危ないシナリオを回避しまくりながら、地雷だらけの回廊を軽やかにダンスしながら中段で一息ついた感があり、「本当に受けも強いのね…」とプロ棋士もため息が出ちゃうような指し回しだったんじゃないでしょうか。

後手番だったですし、細かい攻めを身上とする佐々木勇気七段の速攻に対し、受けに回らなければいけなかったというのは流れ的に必然でしたが、軽やかに華麗に受け流しました。

4.終盤力

藤井五冠の終盤力と詰将棋の強さは何万遍も語られていますが、今回は80手目△6四桂は「狭いところに打ったな!」ですが、次の△桂跳ねが、どちらに先手玉を逃げても詰まされてしまうこともあり絶妙手でした。(おそらくプロなら出てくる手だとは思いますが)


A級は競合揃いで、文字通り「名人以外のトップ10」ですが、藤井五段はあいにく豊島九段、永瀬王座にもめっぽう強いことから、語弊を恐れずに言うと、22年度での名人位挑戦権獲得の可能性は高い!

ただし、飛ぶ鳥を落とす勢いの斎藤八段(棋士イロレーティング上も5位=旧四強の次)が最大のライバルか。

心より藤井さんを応援しています!!!

Cat, NFT

The other day, I donated Ethereum/ETH to the Ukrainian government using their disclosed crypto account.

Donated Ethereum to Ukraine – how to do it

http://mosh-in-silicon-valley.tech/how-to-donate-cryptocurrency-to-ukreina/

But I wanted to expand crypto donation to broader people in a more visible way.

So I created NFTs to support the country and listed them in OpenSea.

[Donation] Welcoming Cats Save Ukraine Stop the War and Putin!!

https://opensea.io/collection/welcoming-cats-save-ukraine/

In the first couple of days, I sold some, then I sent the revenue to the Ukrainian government.

The listing term is one month, until April 2nd, and I will send all the proceeds in a batch, but I sent the first money as a trial.

Here’s how. (To save your time, the processes are shown backward from the completion of wiring)

Sent to the Ukrainian government account

For this donation project, the gas fee is incurred by me, not from the proceeds from the buyers

And since the government doesn’t accept MATIC/Polygon, I send ETH to them, although my NFTs are MATIC based

This is the notification via email from OpenSea

These NFTs are now owned by samurai-Ryohei.  Such a generous and benevolent person!!

Now being bought:

I truly appreciate samurai-Ryohei and his compassion to the country and its tragedy.

May the peace come back again to Ukraine soon.

Mosh

Cat, Japan, NFT

My friend is in Ukraine and he and his family fled to Cherkasy.

It is near Kharkiv which is the second largest city in the country and where Russia troops are firing now, so I’m worried so much for he, his family and all the citizens in Ukraine.

To support the country, I donated some of my Ethereum directly to the government.

Being able to wire money directly and instantly has great merits of cryptocurrencies over ACH (Automated Clearing House) which takes several days and international wiring in which banks charge very expensive fees.

Here’s how to do it.

(日本語での説明方法は http://mosh-in-silicon-valley.tech/how-to-donate-crypto-to-ukreina に記載しております。内容は下記と同じです)

1.
Confirm the wallet account of Ukrainian government. Note this tweet is liked and retweeted countless times. It is important to check this tweet is authentic and avoid getting caught in frauds.

2.
Recently including NFTs, there are a lot of scams. Prior investigation is crucial.

After copying the address above, go to a service called “Ethascan” and check out the validation of the account.

https://etherscan.io/address/0x165CD37b4C644C2921454429E7F9358d18A45e14

The site says there have been 37,239 times of wiring transaction to this Ukraine Crypto Donation account including large amount of 5ETH etc. Thus this account seems authentic with very high probability.

3.
Next, open your crypt wallet such as METAMASK.

Press the Send button.

Recently, gas fee of Ethereum dropped significantly. However, it is recommended to check the trend of the fee based on day and time in a week to avoid paying unnecessary high one with the below site.

(Gas price data provided by gasnow.org. Charts are set to your local time zone for your convenience)

Paste the above account address and type the amount.
I donate 0.05ETH here.

Gas fee was just $4.1 which looked reasonable for me considering the past outrageous trend.

4.
After several ten seconds, donation wiring transaction was done!

Based on the article like this, Ukrainian government will “airdrop” their token to the ones who donated crypt before 11 am ET on Thursday, March 3.

Details have not been announced yet, but I’m looking forward to it.

May peace prevail on earth again.


Additionally, I launched Welcoming Cats Saves Ukraine, Stop the War and Putin!! NFT Charity.

All MATIC sales proceed of the NFTs goes to support Ukraine via their DAO or directly to their crypto account with the method explained above.

Japanese traditional Welcoming Cats (in Japanese, “Maneki Neko”), especially white ones, are said to invite luck and happiness.

As a Japanese and as I have Ukrainian friends, I hope peace comes back to Ukraine as soon as possible.

In order to do so, we have to stop the war and Putin. To show our will to stop the tragedy, once you purchase the NFT, please feel free to use the illustration for your PFP in SNSs.

Again, may peace prevail on earth again.

NFT

友人であり、猫アプリのビジネスパートナーがウクライナ人で、現在チェルカースィに避難しています。

戦火に見舞われているウクライナ第二の都市ハルコフからも近く、本当に心配ですし、ウクライナの方々全体が不憫で仕方ありません。

わずかながらですが、出来ることとして、仮想通貨 Ethereumを寄付しました。

直接、即入金できるというのは、ACH (Automated Clearing House=銀行送金)のように時間がかからなくていいですし、海外送金時の膨大な手数料を払わなくていいという面において仮想通貨のメリットと思います。

ツイッターでウクライナ政府のアカウントを確認。(相当数のlikeとリツイートがされていることに注目。詐欺回避の観点でも重要)

ただ、最近NFT含め、この手の話は詐欺もとても多いので、よくよく調査することは大事です。

上記のEthereumのアドレスについて「Ethascan」というサイトのツールを使って、妥当性を確認してみます。

https://etherscan.io/address/0x165CD37b4C644C2921454429E7F9358d18A45e14

フィルターをすると、37,239回の送金トランザクションがUkraine Crypto Donationアカウントになされていますし、5ETHなどの大金も送られていますので、間違いなさそうです。

次にMETAMASKなどのウォレットを開く。

Sendボタンを押下。

ちなみに、最近イーサリアムのガス代は下がってきてはいるものの、まだまだ高いので、下記サイトを事前に見ることをおススメします。

(時間表記については、利用者のタイムゾーンに合わせて表示しているとのこと、便利)

上記アドレスを入力し、金額を入力します。
今回は非常にささやかですが、0.05ETHを送金します。

最近、かなりEthereumのガス代下がったな、という印象です。
その理由まで言及されていませんが、現状についての記事はこちら。

ガス代はわずか$4.1。

数十秒待ったらトランザクションは完了していました。

この記事などによりますと、ウクライナ政府が11 am ET on Thursday, March 3までに寄付した人にはエアードロップをしてくれる、ということです。

エアドロの詳細は不明ですが、楽しみに待ちたいと思います。

全世界に平和が訪れますように。

Business Idea, Media, NFT, Silicon Valley

日本に来月帰任される方のお子さんが先週末San FranciscoのChace CenterでWarriors vs. Lakersの試合(最後にWarriorsが2点差で逃げ切りました。LeBron James、Anthony Davis、Russell Westbrookを擁するチームに勝つって本当にスゴイことです)を見て、帰国前にもう一回行きたい!と言っていて鈴木さんご一緒にどうですか?とお誘いいただき、ぜひぜひということで行ったものです。

Chase Centerの入口で渡されたのが下にあるパンフレットで、巻末に何やら無料NFTゲットと書いてある。これは頂かねば。

試合中のタイムアウト時にも電光掲示板に、その無料NFTの案内が表示される。

ここで一つ特筆すべきは仮想通貨証券所のFTXです。

会社価値が$32B(=3.7兆円)にもなっており、世界のスタートアップの中でも11番目の大きさだとか。それだけの価値があれば、広告もバンバン出せますね。

あるあるですが、結構入力する情報は住所に限らず多い… スタジアムで全部完結させるほど気の長いアメリカ人は多くないものと思料・・・ 家に帰ってやる人はいるかも。

そしてゲットしました!

さっそく売りに出してみようと思いましたが、システムエラーが出て出来なかったので、後日トライ。

価格は自由に設定できるので、とりあえず$10としておきました。

売れた時の手数料は、$0.2とのこと、2%になりますが、リストする時点で手数料を取られる(またガス代もかかる)OpenSeaとは違いますね。


所感。

  • シリコンバレーという場所柄か、NFTのプレゼントが普通に行われていることに驚いた。
  • 市場調査では昨年中ごろには購入したことがある人は2%で、まだそこまでの市民権を得ているとは言えないものの、今後どこまで勢いを得ていけるか。
  • 先日のSuper Bowlの試合の間のCMではかなり仮想通貨関連のCMが多く、仮想通貨についてははかなり取引量も増加している。
  • FTXのような仮想通貨取引所の躍進も上記が背景となっている。
  • 昨年11月頃の最高値から、株価が急落していること、インフレ率が高騰していることとがアメリカ人を投機に走らせている動機になっていると思料。
  • NFTへの投資の本来的な意義と、NFTの本来的な使い方についての議論がこの半年の間で進み、NFTの価格についても調整局面が来るものと予想している。
  • 本日もらったNFTは販売出来れば御の字だが、今日の日にスタジアムに来て本物のWarriorsを観戦した、という思い出にはなるが、思い出なら下記のような写真の方が分かりやすいよね、という話は大いにある。
  • 試合自体は、4Qの残り5.9秒でステファン・カリーが3点ポイントを決め、逆転かつ2点差を付けることに成功したが、最後0.0秒でナゲッツに大逆転3ポイントを決められ、1点差で敗北した…
Media, NFT, Silicon Valley, Technology

NFTの蒐集品については、アートがベースになっているものが少なくないので、それを会場で展示します、というビジネスは有料にせよ無料にせよ、さもありなんという感じですが、有料にしてやるとなるとかなりハードルは上がりますので、実行に移した人は偉い!

ということで、申し込んで見に行ってきました。

https://feverup.com/m/108251?utm_source=secretsanfrancisco&utm_medium=post&utm_campaign=108251_sfo&utm_content=verse-nft-exhibit-open-gates

価格は、スマホでARを見るだけなら$20、Microsoft Hololenz2の装着と記念NFTまでついたものだと最高で$85という値付けです。(タイミングによってかなり上下する)

折角なので、全部込みのものにしてみました。

会場はSanfrancisco Mintで、硬貨鋳造に使われた歴史建造物なんですね。もちろんNFTの「ミンティング」に引っかけている訳で、洒落ています。

入口でARアプリのダウンロードなどがあり、結構大変です。

各部屋でARとホログラムが見れます。

さすが鋳造所、レンガ造りで雰囲気がある。

上記の写真の左側にあるようなQRコードを読み込むと、空間にARが出てきます。

ARの横にある「OpenSeaで購入」リンクをクリックすると、実際にNFTとして購入できます。3.5ETH 130万円くらい。高い!

まだ購入やオファーはされていないようです。

ここまでは「NFT購入可のアートAR展」といったところ。

個人的には、ふむふむ、というくらいな感じですね。

ただ、3Dアーティストにこのような販売の道があることはいいことです。

次に、Microsoft Hololenz2を使ったホログラム・ホログラフィーを見ます。

こちらは「おぉ!」というくらいの感じでしたが(撮影が出来ず残念です)、ちょっとHololenzの視野角が狭い、具体的には眼鏡のガラスの外側が見えてしまうので、没入感はあまりないと感じました。

また、NFTとしての金額は見れますが、購入はホログラムの中からは出来ない。

以上となります。

チケットに一緒に付いてきたNFTは「後日」メールで送るとのことで、UX的には肩透かしな感がありましたが、各地でおそらくこのVerseを展開することを考えると、販売できるような価値は付かないでしょうから、日本でいうと「ケーブルカーなどに乗る際に購入するチケットの上半分の風光明媚な写真」(取っておく人は取っておくし、大半の人はすぐ捨てちゃう)くらいの価値しかないかなとは思います。

ビジネスとしては冒頭に書いた通り$20~85を取りますが、アプリのダウンロードに時間がかかる(=オンボーディングに時間ががかる)、Hololensの台数に限りがある(見た限り15台くらいで廻していそうでした)ということから、そんなに人数はさばけないイメージなのと、当日は日中昼間だったので利用客は10人ちょっとくらいに見えました。これでこのサンフランシスコの真ん中の建物の利用料・賃料と人件費をカバーしてペイできるかは微妙なところか。

なので、NFT販売からの収益をどう上手に組み込めるか、というところですが、あまり「これを買いたい!」とは思わなかったかな。ARで見れるのは「お!」とはなったけど、結局OpenSeaでは2Dだったりもしますので。

となると、専用の展示場ではなく、レストランなどで簡便にこの手のAR・ホログラムアートとNFT販売を組み合わせることが出来るか?ということになるか。ちょっと導線が複雑になりすぎて合わないような気もします。

とはいえ、このように思考回路を巡らしていき、何か新しい価値が提供できないか、何か新しいビジネスがアメリカ、日本、その他海外で展開できないかと体験し続けながら、考え続けることが大切だと思います。

Business Idea, IoT, Media, NFT, Startup, Technology

2022 CESでSamsungがTVでのNFT販売を発表、それにLGが追従したりして、「ここで真似するか~」というような所感と、「とはいえ、TVメーカーからしたら、社内で『NFTでなんかビジネスできないのか!?』となっているだろうから、やっぱりこの分野になるよなー」というような思いが頭をよぎります。

ただ、仕事柄、大手メーカーがやっていることを眺めているだけではダメで、「スタートアップで特定TVメーカーや型番に依存しないソリューションを出しているところはないのか?!」というのが観点になります。

いいのを見つけた。

NFT500

ぱっと見、これを使うと、

  • ユーザーは上記のSamsung、LGと同じことが特定TVに依存しないで出来そう
  • Apple App Storeからダウンロード、ということは、スマホアプリであり、TVにキャストするという形式っぽい
  • アーティストは自分のアートをNFT500にNFT化してもらって、収益化が出来そうだ

長年やっていると、プロダクトについての予想が大体当たるようになりますが、ただしVCとして期待するのは「予想を上回るディスラプティブネス」であります。早速使ってみた。

やはり、アプリからTVにキャストすると。

始めるのにお金もいらないし仮想通貨も要らないと。本当か。

Just the Beggining… の部分に結構大切なvalue propが書いてある気がするけど、、大丈夫か。

そりゃそうだ

スマートコントラクトの内容は見れなかった…

では、早速NFTアートを見て、蒐集していくことにする。

500個が在庫上限のようです。415個残っているのか。

ポチ。Reservedの上の数字は何なんだ。500は明らかにサービス名から来ている。

ポチ。Reservedの上の数字はコレクションされた数のようだ。

Available数+Reserved数=500

右上のアイコンをクリックすると、今までに何個蒐集しているのかが分かる。

蒐集上限数は15のようです。

もっと蒐集。

結局、EthereumなどでNFTを購入する導線はまだなかった。

アプリの紹介文の部分のJust the Beggining… の部分に in-app NFT ownership は今後対応と書いてあったので、これからなんでしょう。(そうなると現時点ではNFTでも無いような気もするが…)

次に、TVにキャストしてみる。

大体ここで、バグがあったりしてつながらなかったりするのが世の常なので、大丈夫なのか。

右上のテレビのようなアイコンをクリックするといつも通りのキャスト先オプションが出てくる。

表示されました!

動画も表示されることを確認済み。

アプリ内では、次のNFTに送るというのも簡単に出来るし、自動で何秒・何分で次に進むのかも簡単に設定できる。


ということで、Just the Beginning… の部分に書いてあった通り、将来対応の部分はまだ出来ていないし本当に「MVP」(Minimum Viable Product) の様相だが、これでリリースするのがアメリカスタートアップの強みかなとも思います。(これで★4.7評価というのは高すぎる気もするけれど)

最後に、HPにあるロードマップの内容です。

今は、01の Growing the collectionの段階ですね。

02でAndroid対応→03でさらなるアーティストとの提携からの特別アート・NFTを追加しつつ→04でアプリ内でのNFTの購入 というロードマップになっています。


所感:

  • 本当に「MVP」(Minimum Viable Product) の様相だが、これでリリースするのがアメリカスタートアップの強みかなとも思います。(これで★4.7評価というのは高すぎる気もするけれど)
  • 日本人、日本企業もこのような考え方でどんどん新プロダクトをリリースしていってもいいと思う。反発もあろうが、海外企業・海外から来るプロダクトが製品をアジャイルに改善しながら顧客をつけていき、マーケティングも漸次増強していく、に勝ちにくいでしょう。
  • このプロダクトのコア・バリューとして、TVでのアート壁紙なのか、NFTの購入可能性なのか、ここが大きな分水嶺と思う。
    TVで4Kで見れるから買いたい!というユースケースは分かるが、無料でも蒐集してキャスト出来てしまうので、買う意味がどこにあるのか、というのは今後表示時間の制限などを設けて対応していくことになるのだと思われる。
  • TVによる消費電力を考慮し、壁紙にアートを常時表示する人がどのくらいいるのかもポイント。TVの消費電力の少なさを説明するようなプロセスが必要かもしれない。
  • ちょくちょくTV壁紙アプリを起動する人、というのはなかなか考えにくく、「常にこれを起動しておいてくれる人」をどうやって探し当てるかがマーケティングの重要ポイント。
  • もし、NFT購入の方に重きを置くなら、アートについて数量制限をして希少感を強く出していくのか、TVで本当に映えるアートについて有料でないと常時表示できないようにするのかなどの施策が必要になる。
  • とはいえ、その場合にNFTである必要はあるのかというのも大きな論点。
    普通の人はスマホにMETAMASKインストールして、ガス代払ってEthereumを買っておいたりはなかなかしないので、普通にApplePayやクレジットカードで決済できるようにする、仮想通貨を持っている人にはその決済も可能にするなど、決済方法についての明確な整理が必要。
  • 個人的な考えてとしては①基本的には壁紙アプリ ②本当に希少なアート(たとえば武田早雲の書道など)だけはNFT化→購入者の転売からの売却益確保欲をくすぐる というのが現実的な線かと思われる。
  • そうなるとNFTはごく一部だよねという整理になる。
  • だから、根本的に考えを変えて ①番組や登場人物(たとえば川口春奈だとしましょう)の魅力的な壁紙を用意する(安っぽい番宣用のポスターみたいのじゃなくて) ②番組に誘導する みたいなケーブルテレビ事業者ならではのアプリにしたらいいのでは。
  • その先にNFT販売から発生する収益の可能性があるか、ないか?というような思考回路の順番が正しいのでは。
  • 個人的には、画面いっぱいに川口春奈が微笑み続けてくれる壁紙があれば、すぐ買う。NFTとして仮想通貨で買ってもかまわないし、クレジットカードで支払っても構わない。別に転売して儲けたいとも思わないけど、その壁紙の構図に飽きたら、その後売れるかもね、というのは面白味はある。
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