Business Idea, IoT, Media, NFT, Startup, Technology

2022 CESでSamsungがTVでのNFT販売を発表、それにLGが追従したりして、「ここで真似するか~」というような所感と、「とはいえ、TVメーカーからしたら、社内で『NFTでなんかビジネスできないのか!?』となっているだろうから、やっぱりこの分野になるよなー」というような思いが頭をよぎります。

ただ、仕事柄、大手メーカーがやっていることを眺めているだけではダメで、「スタートアップで特定TVメーカーや型番に依存しないソリューションを出しているところはないのか?!」というのが観点になります。

いいのを見つけた。

NFT500

ぱっと見、これを使うと、

  • ユーザーは上記のSamsung、LGと同じことが特定TVに依存しないで出来そう
  • Apple App Storeからダウンロード、ということは、スマホアプリであり、TVにキャストするという形式っぽい
  • アーティストは自分のアートをNFT500にNFT化してもらって、収益化が出来そうだ

長年やっていると、プロダクトについての予想が大体当たるようになりますが、ただしVCとして期待するのは「予想を上回るディスラプティブネス」であります。早速使ってみた。

やはり、アプリからTVにキャストすると。

始めるのにお金もいらないし仮想通貨も要らないと。本当か。

Just the Beggining… の部分に結構大切なvalue propが書いてある気がするけど、、大丈夫か。

そりゃそうだ

スマートコントラクトの内容は見れなかった…

では、早速NFTアートを見て、蒐集していくことにする。

500個が在庫上限のようです。415個残っているのか。

ポチ。Reservedの上の数字は何なんだ。500は明らかにサービス名から来ている。

ポチ。Reservedの上の数字はコレクションされた数のようだ。

Available数+Reserved数=500

右上のアイコンをクリックすると、今までに何個蒐集しているのかが分かる。

蒐集上限数は15のようです。

もっと蒐集。

結局、EthereumなどでNFTを購入する導線はまだなかった。

アプリの紹介文の部分のJust the Beggining… の部分に in-app NFT ownership は今後対応と書いてあったので、これからなんでしょう。(そうなると現時点ではNFTでも無いような気もするが…)

次に、TVにキャストしてみる。

大体ここで、バグがあったりしてつながらなかったりするのが世の常なので、大丈夫なのか。

右上のテレビのようなアイコンをクリックするといつも通りのキャスト先オプションが出てくる。

表示されました!

動画も表示されることを確認済み。

アプリ内では、次のNFTに送るというのも簡単に出来るし、自動で何秒・何分で次に進むのかも簡単に設定できる。


ということで、Just the Beginning… の部分に書いてあった通り、将来対応の部分はまだ出来ていないし本当に「MVP」(Minimum Viable Product) の様相だが、これでリリースするのがアメリカスタートアップの強みかなとも思います。(これで★4.7評価というのは高すぎる気もするけれど)

最後に、HPにあるロードマップの内容です。

今は、01の Growing the collectionの段階ですね。

02でAndroid対応→03でさらなるアーティストとの提携からの特別アート・NFTを追加しつつ→04でアプリ内でのNFTの購入 というロードマップになっています。


所感:

  • 本当に「MVP」(Minimum Viable Product) の様相だが、これでリリースするのがアメリカスタートアップの強みかなとも思います。(これで★4.7評価というのは高すぎる気もするけれど)
  • 日本人、日本企業もこのような考え方でどんどん新プロダクトをリリースしていってもいいと思う。反発もあろうが、海外企業・海外から来るプロダクトが製品をアジャイルに改善しながら顧客をつけていき、マーケティングも漸次増強していく、に勝ちにくいでしょう。
  • このプロダクトのコア・バリューとして、TVでのアート壁紙なのか、NFTの購入可能性なのか、ここが大きな分水嶺と思う。
    TVで4Kで見れるから買いたい!というユースケースは分かるが、無料でも蒐集してキャスト出来てしまうので、買う意味がどこにあるのか、というのは今後表示時間の制限などを設けて対応していくことになるのだと思われる。
  • TVによる消費電力を考慮し、壁紙にアートを常時表示する人がどのくらいいるのかもポイント。TVの消費電力の少なさを説明するようなプロセスが必要かもしれない。
  • ちょくちょくTV壁紙アプリを起動する人、というのはなかなか考えにくく、「常にこれを起動しておいてくれる人」をどうやって探し当てるかがマーケティングの重要ポイント。
  • もし、NFT購入の方に重きを置くなら、アートについて数量制限をして希少感を強く出していくのか、TVで本当に映えるアートについて有料でないと常時表示できないようにするのかなどの施策が必要になる。
  • とはいえ、その場合にNFTである必要はあるのかというのも大きな論点。
    普通の人はスマホにMETAMASKインストールして、ガス代払ってEthereumを買っておいたりはなかなかしないので、普通にApplePayやクレジットカードで決済できるようにする、仮想通貨を持っている人にはその決済も可能にするなど、決済方法についての明確な整理が必要。
  • 個人的な考えてとしては①基本的には壁紙アプリ ②本当に希少なアート(たとえば武田早雲の書道など)だけはNFT化→購入者の転売からの売却益確保欲をくすぐる というのが現実的な線かと思われる。
  • そうなるとNFTはごく一部だよねという整理になる。
  • だから、根本的に考えを変えて ①番組や登場人物(たとえば川口春奈だとしましょう)の魅力的な壁紙を用意する(安っぽい番宣用のポスターみたいのじゃなくて) ②番組に誘導する みたいなケーブルテレビ事業者ならではのアプリにしたらいいのでは。
  • その先にNFT販売から発生する収益の可能性があるか、ないか?というような思考回路の順番が正しいのでは。
  • 個人的には、画面いっぱいに川口春奈が微笑み続けてくれる壁紙があれば、すぐ買う。NFTとして仮想通貨で買ってもかまわないし、クレジットカードで支払っても構わない。別に転売して儲けたいとも思わないけど、その壁紙の構図に飽きたら、その後売れるかもね、というのは面白味はある。
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Oura Ring3 最速レポート(2からのマイグレ)

※Oura社については間接的に出資をしております。少しひいき目なのはご容赦のほどを。

Oura Ring3、やはり、いいです。皆さん使う、もしくは乗り換えたらいいかなと!

ポイントは下記:

  • マイグレ・移行がスムーズだった
  • より質感が向上している
  • 機能追加が凄まじい
  • 使ってたリングのサイズがいまいちしっくりしていなかった(自分のせい)

機能追加(ハードウエア含む)は主に以下の通りです。

  • 体温計センサー7つ
  • 常時心拍モニタリング
  • 生理予想
  • 睡眠モニタリングの精緻化

詳しくはHPから!

https://ouraring.com/

ではまた開封の儀の写真から、スクショ中心の手抜きレポートでお届けします!(スピード感重視ということでご容赦ください)

ちゃんとメール、SMSで発送状況を知らせてくれる。今回、到着は2日ほど遅れた。米国内の物流は大分混雑しているので止むを得ないところはあるが、この1週間、とても待ち遠しかった。
箱がちょっと大きいよ、っていうのはあるんですが、十分に長いケーブルを用意してくれているからであって、OKです。
質感、具体的には光沢が増している。私はギターを弾いてビデオに収めたりするし、間接投資先でと言いながら自慢するのが目的だったりするので、これはポイントが高い
充電台も材質を変えて、重くしたようです。前のは軽くてベッドの上で上下が逆さまになってたりしたので、これもとてもgood point
で、アプリを開いてみたらペアリングされていない。ここでIT一筋20+年の私には嫌な予感がしていました。またなかなかつながらないんじゃないかと…
前のが残っている… が、一番下に新しいリングのセットアップのメニューが! 一縷の光を見た気がした
古いのは、会社の方に技術検証のために貸し出しちゃったので、スキップ。
出て来た! すごい順調。
これはあるある。

ここからちょっと重複した画面が何回か出てきて、?、状態になるものの、大きな問題とはならず、言われた通りに進めればOK

どっちも同じでしょ
もう一回、的な感じはあるものの…
無事、接続され、新機能の説明などが見れるようになりました。めでたし。
女性向けですね。
アクティビティ計のUIはほぼ変わっていないようです。
まだ寝てないのでデータが来てないですが、睡眠管理も変わらず、といったところでしょうか。

上記に書いたもの、書いてないもの(ワークアウト中の心拍数、血液中の酸素濃度測定など)のいくつかは将来ロードマップになっています。

これらが完成する前に、製品をリリースすることについては、かなり会社内で議論したことだと推測しますが、個人的にはテスラ含めソフトウエアアップデートで諸機能を追加していくモデルであり、問題ないと思います。リリースを楽しみにしましょう!

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英語記事はこちらから:
Origin Wireless brought peace of mind to our home – secured by HEX Home
http://mosh-in-silicon-valley.tech/origin-wireless-hex-home/

アメリカに住んでてホームセキュリティが何故大切か、というのはある意味自明だと思うんですよね。日本と比べると総じて治安が良くないし、賃貸の家はドアの鍵が下記の写真の通り、簡易だったりするんですよね…

この国、この治安状況において、シングルロック・・・
賃貸の家だと、契約上、こういう設備を変えるのは簡単じゃなかったりしますし、変えたら変えたで退去する時に「原状復帰しろ」となるんです。

ということ、我が家に導入するのがオリジンワイヤレス社の新セキュリティ商品 “HEX HOME” です。

これが郵送されてきた外包です。
箱の中身
さらにその中身
マニュアルに記載の通り、アップストアからアプリをダウンロードします
セキュリティの実現のために、「第六感」を使いますと。
アカウントの作成が完了しました。

親機「コマンド」の設定を行います。
親機の裏のQRコードをスマホのカメラで読み取るだけです。
親機に名前を付けます。いとおしい。
いよいよ親機の電源を入れますね。
無線を使ってセンシングしますので(=第六感)、親機と子機の置き場所は重要な要素です。
うちには色々ガジェットがあり、Amazonの監視カメラ「Blink」なんかもあり、電源周りがビジーですが、、設置としてこれが最大限キレイにまとめたつもりです。
親機の場所は玄関とし、うちの中で言うと家の真ん中となります。

そして親機をWi-Fiにつなげます。
これにより、リモートなどでスマホアプリから操作をしたり、クラウドを通じて状況の監視をしたり出来ることになります。

一度、仮のWi-Fiネットワークにスマホをセットアップのためにつなげます。
よくあるパターンですね。
親機のWi-Fi接続が完了しました。

次に子機”Hex Sense”の接続ですね。3台が梱包されています。

同じパターンなので、慣れたものです。
子機が3台ありますので、こちらも名前をそれぞれに付けます。
また、ガジェットが多い部屋でありますが、差込口が残っておりました。
子機の接続は簡単です。
ここまで来ますと、親機・子機のペアが一組完成しますので、「システム」としての構成を完了させます。
ファームウェアをしっかり最新のものにアップグレードしまして
試しに、体を動かしてテストしてみます。
動きを検知しますと、子機のライトの色が変化し、検知したということを知らせてくれます。
これ、実用的に非常に重要です。
この手のセキュリティIoT機器で、警報・アラートの誤報が鳴りすぎると、面倒くさくなって、すぐにオフにしてしまい、何のために買ったのかわからなくなってしまいます。
このHEX HOMEの場合には検知に関する「感度」を調整することが出来ますので、ペットが動いたくらいじゃ検知しない、というようなことが可能です。
そして、まったく同じ順序でもう2つ子機を設定します。(詳細は割愛します)
完成!
これが、セットアップが完了した後のアプリのホームスクリーンです。

ここまでセットアップしましたら、HEX HOMEが何かの動きを検知した時に警報・アラートをあげることが出来ます。
音量なども変更可能ですが、デフォルトでかなり大きい音が出ますので、泥棒が入ったら驚くこと間違いないでしょう。

そして、検知モードも複数から選択することが出来ます。(外出中、など)
もちろん、時系列的にどのようなイベントがあったのかも確認できます。
通知の頻度も設定することが出来ます。
家にたまたま家族が早く帰ってきちゃって、通知が連続で来る、というようなユースケースも考えられますからね。
子機のLEDの明るさや音量などもきめ細かく設定できます。

ただ、家の外に出て動いてみたらどうなるんでしょう?
例えば今のアメリカの家では、毎週一回庭師の人が来てくれて庭で作業してくれますが、そんな時に会社のオフィスでずっと警報・通知を受け取りたくはありません。

庭で変な人みたいに動き回ってみますが…
子機は、家の外での私の動きを検知していません(正しい動作)
非常に賢いです。
ただし、もちろん家の中の動きは検知しています。
センシング技術として極めて優れていますし、アプリのUI/UXとしても優秀です。

ただ、ちょっと待て。ベッドルームで南下が動いている。
泥棒?!

うちの猫が仕事椅子に登っていただけでした。

このHEX HOME、センサーとシステム全体として、この小さな猫の動きまで完治できるほどの精度でありました。

アメリカに住む、というのは、日本人からするとこういう不安感がどうしても拭えないものですが、これだけの精度があれば、セキュリティーとしては申し分なく、とても安心です。

個人的に、ご近所アプリである Nextdoor や近所のセキュリティインシデントを報告し合う Neighbors アプリを使っていまして、比較的安全と言われるこのシリコンバレー・ベイエリアでも、結構空き巣などがあることは把握していますので。



ただ、むやみやたらにそのような事態を恐れるのではなく、プロアクティブに手を打っていくのが、自分の家族(猫ちゃん含め)を守ることにつながると信じています。

IoT, Silicon Valley, Startup, Technology

Why security is needed in the US homes is sort of obvious. Compared to Japan, it is less safe in general, but in addition, some leased home are not very secure in front door lock as you can see in my house..

Single lock…
When living in a leased home, it is not easy to change facility as you are obliged to return it to original condition!

Thus, introducing Origin Wireless’s new security product “HEX HOME

Box I received from Origin Wireless
Inside the box
Inside the boxes
Downloading the associated app as instructed in the manual enclosed in the box
Scanning the “parent” device called Command with a smartphone camera
Lets’ check the Device Placement Tips so that we can get the most out of this
Yes, I have to admit I’ve got a lot of stuff in my home..
This is the best I can do at the entrance here (=middle of home structually)
Finishing the set up of the main device, Command

Moving on to the child devices “Hex Sense”

Okay, I have to admit I’ve got a lot of gadget. But there was a last outlet for Hex Sense!
Shining beautifully.
This easy.
PE time!
It’s a bit hard to tell in this picture (as a result of color correction of iPhone camera?) but the LED light turned to yellow for sure showing that it is sensing motion of me.
You will fed up with too many alerts. I can tell this since I am using a lot of IoT devices in my home. With HEX, you can adjust sensitivity level so that you can neglect moves of your pets etc.
Not related to HEX, but it is nice that Xfinity Home detects “unassigned device” was connected to home network automatically. As those devices are installed by me intentionally, I can assign them in my home network to show I recognize them legitimately.
And I could add two more devices very easily with the exactly same procedure shown above.
Home screen of the app.

You can fire off the siren if you detect undesirable movement of potential theft in your home. Sound level is configurable, but the default setting is quite noisy enough to scare off intruders.

And you can change mode of detection to enhance caution level, meaning you receive more alerts from the system.
Event log
Scheduling function for turning on the system when everyone in your home goes to school and office, and vice versa.
Configurable volume and LED brightness. Very granular.

But, what if I go outside and move? We have gardeners every once in a week in our yard but we don’t want to receive alarm all during his work.

I am moving outside home like a weird..
The Sense is neglecting what is happening outside home. Pretty clever.
But of course all Sense devices are detecting what are moving inside home. This is technological beauty. Superb UI/UX.

But, wait. There should be no one in my bedroom. Burglar!?

There she is on my chair.

The system and sensor were sensitive enough to detect this tiny feline creature creeping onto my work chair.

I felt so secured with this technology with this level of sensitivity.

As I use Nextdoor and Neighbors apps, I understand some incidents happening even in this relatively safe area in Bay Area.

Rather than just fearing what could happen in case of a rainy day, I proactively take measures (like buying an umbrella in California) to protect my family, including my cat.

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AirTag使ってみた ー 感想レポート【素ん晴らしい】

もちろん発売当日(4/23 US時間)に買いました。色々モノ無くす人だからw
4つですね。$99なので、日本での¥12,800よりは結構安かった。

アプリ的には当然かもしれませんが、Find Myに入れ込んだのが良かった。

ビジネス全体としては、もちろんこれだけ沢山普及したiPhoneそのものをネットワークとして使うということが秀逸で、

技術的には汎用技術であるBluetooth(ビーコン)を使い、そしてピンポイントの場所特定には比較的珍しいUWB (Ultra Wideband)を採用し、組み合わせて凄まじい精度を実現した ー

ということで全部の組み合わせにおいて、素晴らしいプロダクトに仕上がったと思います。

フォームファクターとして、穴がないからキーホルダーが必須、純正キーホルダー$35は高いな…とかはありますが、Appleなりにデザインのクールさを譲れなかったのでしょう。。安いのが必要でしたら、Belkin製もありますし、ノーブランドのものも早くもAmazonやeBayに山ほど出てきています。

ただの利用レポートでしかないのですが、いざ使ってみるとちょっと分かりにくい部分もあるので、実験スクショ中心にお届けします。

箱。
パカ。
iOSは14.5以上が必要。アプデしましょう。
刻印は無料。
ただし、納期が長くなる説が。

納期はオーダー受付初日4/23注文で、5/10納品(18日)でした。
(キーリングの方はもっと早く到着しました)

オシャレ。
オシャレ、と口にしたり、タイプする前に警戒心が出るのは歳のせいだろうか。

人糞emojiにしたので、人のことは言えませんが、どうしてもcurse wordを使いたい人は下記を参考にして下さい。

Apple will engrave ‘fart’ and ‘dick’ on your new AirTags, but not ‘poop’

https://mashable.com/article/apple-engraving-censorship-airtags-airpods/

iOSアプデして
AirTagをタッチすると自動でペアリング。
便利。
デフォルトセットの名前を選択するか、
カスタムで名前を付けられる。
セットアップ完了。
簡単。
人糞型のAirTagを早速試しになくしてみた。
(実験)
ただ、到着初日に盗られても悲しいので、一応カモフラージュはしてみた。
タオルに包んで、ダンボールに入れてます。
電話番号を入れられるのね。
でも何のため??(後述)

探すための機能はFind Myに集約されていますので、EarPod, MacAir, iPhone, iPad、そしてAirTagを付けたモノなどを、もう無くしまくれますw

アパート構内に置いたのですが、人がそこそこ通るということもあり、すぐ位置特定できました。
優秀。
衛星写真も見やすい。
衛星写真はTomtomから買っているようで。

実用的な使い方として、子どものカバンに入れておいて、リアルタイムではないものの、居場所を分かるようにする(GPS系のサービスは月額料金取るものが結構多いこともあり)

XXXX Elementary Schoolにいる、ということが分かります。
CAT=うちの子ども
妻はマウンテンビューの学校に行き、
私は近くのカフェにいて、
メインの車の鍵は家にあって、
子どもは学校に行っている

無くしたモード、で他のiPhoneユーザーが見つけて、iPhoneをAirTagに近づけると:

ブラウザを開くためのnotificationが表示され、それをタップすると
「失くしちゃったの、電話して」というメッセージと、
さっき入力した電話番号が表示されます。

一方で「無くしたモード」にしていない場合で、他のiPhoneユーザーが見つけて、そのiPhoneをAirTagに近づけると:

一旦、ロストモードを解除して、
妻のiPhone(日本語設定)でAirTagをタップしてみる
電話番号とメッセージが表示されない。
なるほど違いが分かりました。

次に、「見つける」モードの実験です。
これはUWB無線を使っているようで、無線技術マニアとしてはお肌にさざ波が立つほどの興奮です。

3m半径内にあると!
2.7m右にある。
もう気分は志村後ろ、後ろ気分。
1.2m前に!
ココここ!
すごい精度です!!

無くしたものを探すためのガジェットですから、機能性はこんなところです。

最後に、プライバシー機能として、

  • 自分のではないAppleIDに紐付いたAirTagが一定時間自分のiPhoneの近くにある
  • そのiPhoneのiOSは14.5以上
  • そのAppleIDを持った人のiPhoneは一定時間近くにいなかった

という条件を満たす際に「あんた、AirTag仕込まれてるかもしれまへんで」というメッセージが表示されるらしく、妻のiPhoneを持って・自分のiPhoneは持たずに10分くらい炎天下を歩いたり、
自分でやるのはアホらしくなって、妻に学校に行かせてカバンにAirTagを入れてもらって、自分はカフェで待ってたりして、
また、この実験のためだけに外に飲みに行ったりして、しばらく家に帰らなかったり、
なんとかメッセージを確認するように頑張ったのですが、出ませんでした。。。

ロジカルに考えると、上記条件で満たしていない可能性があるのは「一定時間」というところだけで、もう少し長い時間実験しないといけないのかもしれません。
WFHですし、お出かけも一緒のことが非常に多いので、これはなかなか難しいです。


これを使った、面白い遊びやアプリなどが世の中に出てくるでしょう。
スタートアップ投資や日本でのビジネス開発の関係で、今から楽しみです。

Business Idea, IoT, Silicon Valley, Startup

Apple AirTag, もちろん買いましたよ。色々色々モノを無くすので、4個も買いましたよw

この分野、ユーザーとして結構検討してきていて、フランスのスタートアップの製品を買って、3000円くらい払ったんだけど全然使えなくて怒髪天になったりしたこともありました。

また、過去にはAppleのFind Myに大変お世話になったり、Google Mapの履歴機能にも大いに助けられました。

多くは飲んで無くす、というケースですが、「バス通勤」していたこともあり、ついつい眠ってしまい、そのまま何かを置き忘れる、とかっていうのも多数ありましたね。

技術的に、何が一番いいだろうというのを考えていたのですが、NFCなら短すぎるし、Wi-Fiは消費電力膨大だし、と考えるとBluetoothしか無いんですよね。

ただ、場所の把握は結局スマホのGPSしか無いし、Bluetoothと通信したGPSの場所の履歴を取っていく、となるとアプリは必要。

それでも、「いつもアプリ立ち上げておくのか?」とか「自分のアプリとデバイスの通信履歴だけで直近の場所が分かるのか?」みたいなことを考えると、結局「みんなでアプリを使ってもらわなくちゃいけない」ことになるんだけど「みんながアプリ立ち上げておくのか??」という話になり、堂々巡りになる。

それをiPhoneという人々が最も多く有しているデバイスで実現した、という意味において、物忘れのひどい人たちが作るノーベル賞があったら、まちがいなく受賞するような仕組みです。

もっと早く作ってくれたら良かったのに!と思うくらいです。


で、次に、間違いなく「自分のパートナーの居場所を特定したい」としてAirTagをこっそりカバンに入れておいたり、服に縫い付けたり、カーマットの下に入れ込んだりする人が男性女性に関わらず出てくることでしょう。

そして、次に社会問題化する。

AirTagはそこまでのレベルの優れた仕組みだと私は見ています。

だから、間違いなく、AirTagを仕込まれたか検知するアプリが多数出てくる。

そして、私はここに商機を見出しています。

AirTag検知アプリを検知するアプリです。

1.AirTagをどこかに忍ばされているかどうかを検知するアプリ、が山程出てくる。
2.そのアプリをパートナーが使っているか検知する。

用意周到 準備万端 先手必勝、これは伊藤忠商事からの教えw

これが実現すれば、良いか悪いか別として、

  • パートナーが、浮気を疑われているんじゃないかと考えているかどうかが分かる
  • 浮気を疑われているんじゃないかと考えるような人の多くは浮気しているので、それが分かるだけで浮気の兆候もしくは浮気そのものを検知出来る
  • そうすることで、わざわざパートナーにAirTagを仕込む必要もなくなる
    (=お金の節約)
  • AirTagを仕込まれたことを逆手に行動が起こしているような場合(会社にAirTagを置き続けて本人は別所にのようなテクニック)、その行為自体を見抜く材料の一つになる
  • アメリカで社会問題になっている、そして日本でも上昇している離婚率を下げれる可能性すらある(=社会貢献、CSR)

特に、個人的な経験から、これが必要と言っている訳ではないのでナオコさんにちくったりしないように。

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Origin Wireless Uses Wi-Fi Sensing with Hex Home DIY Home Security System

This is THEIR product and they no longer have to rely on other Wi-Fi AP vendors. Epical!! (cf. Davie504)

https://restechtoday.com/origin-wireless-hex-home-diy-home-security-system/


For 2021, let’s think about your and your family’s safety, except for the risk of getting the virus:

  1. I understand the security services are expensive and not a lot of people want to pay the fee.
    https://www.security.org/home-security-systems/adt-vs-bay-alarm/
    $52.99/mo?  OMG! Slap!!
  2. I personally can’t afford it, so I just bought an ADT sign from Etsy for what I can pay!  Not very secure!!  Not epic!!!
  1. But a sign can’t simply detect burglars or slappers, so I am using Blink (now Amazon company) camera and smartphone as you can see on the top-left side.
    However, too many false alarms just for front porch monitoring!!
  2. Nevertheless, companies such as ADT are relying on dinosaur technologies and charging customers.
    Before having a discussion with notable IoT company in Japan in January 2020 (good old days being able to have F2F meeting back then…), I walk around my neighborhood for an hour and counted subscribers vs. non-subscribers of those security services and could figure out almost 40% of household are using services despite of the expensive price.  Mind blowing!
  3. This CES Best of Technology awarded technology (Software & Mobile Apps) can disrupt or checkmate the whole market and incumbent players since even a single device, HEX, can monitor a whole house.  Again, epical!!!
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昔、日本のケーブル業界のセンサー・IoT機器の標準規格を私が主査(リーダー、みたいなものですね)として作ったのを思い出しました。

  • JLabs DOC-019「レジデンシャルゲートウェイ(RGW)サービス機能要件書」
  • JLabs DOC-022「RGW設計ガイドライン」
    (これは私がいなくなった後に019をベースに作られた)

ということで、

  • センサー/ゲートウェイで用いられる無線技術種別
  • その特性
  • 機器としての普及状況
  • 5Gの活用可能性

など、コンサルテーションを受けたい方は、通常$150/hのところ、特別割引で無償でコンサルティングしますので、何なりとお申し付けください。

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“The Social Dilemma” 「監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影」

Netflixコンテンツです。非常にオススメです。
エンタメ系のカンファレンスやテック系のブログを最近見ていると、じわじわ浸透してきているみたいで、鬼滅の刃みたいに大ヒットしないと思いますが、日米で大きな波紋を生んでいくような気がしています。

英語版オリジナル “The Social Dilemma”
https://www.netflix.com/title/81254224

日本語版「監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影」
https://wired.jp/2020/10/17/social-dilemma-netflix-documentary/
(ここからNF Japanからでも行けるハズ)

ポイント

  • 小学校高学年〜高校生の子どもがいる場合に、親子で必ず見ましょう。

何でSNSに危険性があるのか、という点について「悪い男の人が言い寄ってくるから」みたいなレベルではなく、深層心理や脳科学にまで踏み込んで説明されています。

  • 何らかのWEBマーケティングに関係するビジネスをしている場合、逆に非常に参考になります。(グロースハック、マネタイゼーションテクニックなどが出てくるため → ただし、この通りインプリしましょうと言うわけではありません、それこそ「監視資本主義の影」みたいなサービス設計になっちゃうので)

論評的なものとして

  • 元Facebook、Google、Instagram、Twitter、Pinterestなどで会社初期段階でエンジニア、マネタイゼーション、マーケティングのVP等をやっていた人が出てきて、その問題点を語るので、非常に具体的でリアル内容となっている。
    • 出演する前によく弁護士と相談したらしく、流石アメリカ。GAFAに訴えられたりすると大変でしょうから。
  • ただ、アルゴリズムとか過去の各社の経緯とかを議論していると退屈になってしまうので、そこに物語的な要素を入れているところがバランスとして秀逸。
  • 物語の中で登場する擬人化された3名のAIが少し細身ではあるが、彦摩呂に少し似ている。
  • 結局、何が/誰が悪かったんでしょう、という問いに対して、明確な答えが無いのが示唆深いが、元々悪意は無かった/但し全体的に「悪影響を考慮していなかった」/作ったものが意図通りに使われないケースがほとんどだった/民間企業として利益がゴールになっている というような指摘はあり。
  • 「すべての仕組みが、中毒にさせる意図を持って設計されている」というのも内容を見ていくうちによく理解できる。例えば写真への友人のタグ付けなど。脳幹に働きかける科学的A/Bテストによりその意味で最適化出来る設計・開発。
  • その因数分解として、元Googlerから説明されたのが、1.engagement 2.growth 3.advertising。これは彼らがそういうのだから間違いないとは思うが、MECEかどうかを考えると非常に味わい深いところがある。
  • SNSの利用により、若者の自己肯定度が下がってきており、自殺率が上がっていると。若者が大人になり、子どもが若者になっていくので、社会での問題としては大きい。また、選挙行動の操作は実際に可能であることが実証されており、SNSでのデマ情報を信じた者によるPizzagate事件など。

個人的に

  • おじさんとして、Twitter, Instagram, Tiktok はやってはいますが、あまり乗れず、唯一ある程度親しい人のみでやっているFacebookくらいがSNSライフなので、それは続けるものの、広告を見ないようにする。 
  • Facebookはプライバシー、広告設定を見直した。相当に個人情報を渡すような設定になっていたと反省。
  • また昔から残っていたmixiとかブログ村などのアカウントは即日削除した。(というかChromeで調べたところパスワードが多数ハックされていたことが判明…)
  • かつスマホアプリのnotificationも多くをオフにし、不要なスマホアプリも少し整理した。
  • というか、老い先が短く、頑固な自分に対する洗脳はある程度どうでもいいとして、自分の子どもは本当に本当に心配。利用時間管理、そもそもアカウントを一定年齢までは作らせないなどあらゆる手を講じていく。(ちなみに、数ヶ月前、既にかなり良くない状況になったのでTiktokについては実質禁止した。アメリカの小学生高学年くらいからの(少なくとも女の子は)Tiktok依存は凄まじいものがある。
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