Amazon, e-Commerce, Silicon Valley, Technology

アメリカでのサイバーマンデーの威力:ラップトップPC編

まだまだカリフォルニアではリモート授業ですが、娘が使っていたPCの調子が悪くなってきたので、ブラックフライデー/サイバーマンデーにデスクトップを新調することに。

数年使うもので、勉強には不可欠なものになってきていますし、将来シリコンバレーでプログラマー(既にPythonの授業を何回か取っています)とかコンピューターグラフィックスデザイナーなんていうのもあるかもしれないので、下記のスペックをゴールとして定めました。

①解像度が高いこと。具体的にはFull HD以上。
②ディスプレーが大きいこと。14.6インチ以上
③メモリーがパワフルなこと。出来れば12GB。
④SSDが大きいこと。出来れば512GB以上。
そうなると、自分が使っているMac Book Airよりパワフルだよな…とかって思いながら、Walmartなどのウェブサーフィンを始めました。今年は、店舗にお客をあまり来させたくないというのがあり、11月一杯ブラックフライデーセールしていましたので。(これをWalmartのエンジニアの方からラーメン屋さんで聞けたのはラッキーでした。やはり人との会話が一番)

で、上記に該当するデスクトップをBest Buyで$200引きで見つけた!=$599!

https://www.bestbuy.com/site/lenovo-ideapad-s340-15-touch-screen-laptop-amd-ryzen-7-3700u-12gb-memory-512gb-solid-state-drive-abyss-blue/6426703.p?skuId=6426703

日本のアマゾンで見ると、同じスペックだとASUSで¥86,000からですね。

買う前に、世界第2位のPCメーカー(パロアルトに本社がある)の人に相談したところ「最新モデルのIntel i7チップはPCメーカーが買うのに$300くらいするからね。合計で$600というのはすごくお得だよ」とのこと。

本機は、AMD Ryzen 7 3700U搭載ですが、ベンチマーク上Intel i7より性能がいいので、その意味でもお得感があります。

Best Buyの配送も無料だし、Lenovo(ちなみに現在世界第一位シェアですね)の他の部材のBOMも含めると、本当に利益が出るんだろうか…というレベル。消費者としてはこれ以上ないディールで、ブラックフライデー/サイバーマンデーの強力さを思い知りました。

(それも、購入はデスバレーの砂漠の真ん中からインターネット越しにワンクリック出来たので、感慨深いものがあります)

Media, Silicon Valley, Startup, Technology

各種SNS/Webサービスのプライバシー設定を見直したらガクブル【Facebook編】

The Social Dilemma をNetflixで見てから、これはマズいと思い、各種SNS/Webサービスのプライバシー設定を見直したら:(;゙゚’ω゚’): ものでした。

メディア・エンタメ関係の投資業をやっていますので、最新の仕組みを勉強したいし、自分に全く関係のない広告より関連するものの方がいいっしょ、と深く考えてこなかったというのがありましたが、自分の思考回路までコントロールされるのは嫌だなと感じた次第。

あまりにもSNS/Webサービスにやばい設定が多かったので、手抜きで説明抜き&スクショ(それも設定変更前だけ、とか)だけですが、ざっと流れが確認出来ますので、ぜひご参考にしてください。

このブログ見てる人は大人が圧倒的に多いでしょう。大人は多少耐性があるのでいいとして(Qアノンとか、熱狂的トランプ支持者の振る舞いとか見ているとそれも怪しいと思ったりもしますが…)自分の子どもにはマストで教える必要のある事項です。

まだまだここら辺は詳しく学校で教育されるには至らないと思いますが、親が率先して学んで、実践して、教えなければダメですよ!

ただ、GAFAも商売なので、ユーザーから何か「対価」が無いとサービス提供していけない、という論理は商売人として分かります。

だけど、程度問題だよねと。Google Mapは相当ヤバく、私が過去10年くらい(ざっと見た限り)訪ねた場所と時間を極々正確に全部データとして持ってた!! 
たとえば、(あくまでたとえです)東海岸出張中にNYではピアノバーでほとんど時間を過ごしているとバレたら雇用関係にヒビが入るし、浦安に住んでいるのに、深夜に錦糸町に何度もいた、とかバレたら夫婦関係は崩壊するし、そんなパターンが分かればGoogleは私が「ポール(マッカートニー)」を検索した時に「今晩はサンフランシスコのポールダンスはいかがですか?」とバナー表示して、娘から絶縁されかねないし、何をGoogleは考えているんだ(怒)

冗談はさておき、GAFAはデカくなりすぎて、社会からのプライバシー保護意識の高まりを受けて、また、当局からのヨーロッパGDPR、カリフォルニアCPRA、CCPAなどの施行により、それらに対応する個人情報・PI保護/削除の設定と機能を入れ込まなくちゃいけなくなったので、利用者は少しだけでいいので勉強して、スマートになって、上手く使ったらいいのです。設定によっては、過去データ全部消したり、個人情報ほとんど使わせないということも可能です!

ここが入口。
これも常時オンはヤバめと考える。
とりあえず、ここまで来た。次。
基本的に、「知り合った人」しかFriendにしません。あと、会社の人も、特に親しくなければFriendにしません。
 
メールと電話番号の流出はヤバいというかめんどくさいという感あり。
これもヤメレ!
ここまでで、結構背中の汗がウォーターフォールのようになっています
これはよし
過去の投稿は「口は災いの元」とならないように、PublicとしていたものもFriendsに制限した
これは個人的に結構ヤバいと思うやつ!
かなり制限する形で変更した!!
ギャー!!
1271アプリ!?!?!
全部消してくれ!!!!
これもオフでいいです。
自分だけで結構です。

これは仕事のために残しておきます。
これも一応仕事の為に残しておきます。
仕事の為に残しておきますが、整理しました。
仕事の為に残しておきますが、整理しました。
これも、場所の履歴残すのは良くないと思われます。
やはり全部位置情報持っている‥‥
Safeway(親会社がAlbertsons)の登録情報と、Facebookの登録情報(メアド)をマッチングされているんですね・・・
ここら辺もオフで。
とにかく、場所情報は少々気持ち悪いので整理してよかった。
これも整理しました。
IoT, Media, Silicon Valley, Startup, Technology

“The Social Dilemma” 「監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影」

Netflixコンテンツです。非常にオススメです。
エンタメ系のカンファレンスやテック系のブログを最近見ていると、じわじわ浸透してきているみたいで、鬼滅の刃みたいに大ヒットしないと思いますが、日米で大きな波紋を生んでいくような気がしています。

英語版オリジナル “The Social Dilemma”
https://www.netflix.com/title/81254224

日本語版「監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影」
https://wired.jp/2020/10/17/social-dilemma-netflix-documentary/
(ここからNF Japanからでも行けるハズ)

ポイント

  • 小学校高学年〜高校生の子どもがいる場合に、親子で必ず見ましょう。

何でSNSに危険性があるのか、という点について「悪い男の人が言い寄ってくるから」みたいなレベルではなく、深層心理や脳科学にまで踏み込んで説明されています。

  • 何らかのWEBマーケティングに関係するビジネスをしている場合、逆に非常に参考になります。(グロースハック、マネタイゼーションテクニックなどが出てくるため → ただし、この通りインプリしましょうと言うわけではありません、それこそ「監視資本主義の影」みたいなサービス設計になっちゃうので)

論評的なものとして

  • 元Facebook、Google、Instagram、Twitter、Pinterestなどで会社初期段階でエンジニア、マネタイゼーション、マーケティングのVP等をやっていた人が出てきて、その問題点を語るので、非常に具体的でリアル内容となっている。
    • 出演する前によく弁護士と相談したらしく、流石アメリカ。GAFAに訴えられたりすると大変でしょうから。
  • ただ、アルゴリズムとか過去の各社の経緯とかを議論していると退屈になってしまうので、そこに物語的な要素を入れているところがバランスとして秀逸。
  • 物語の中で登場する擬人化された3名のAIが少し細身ではあるが、彦摩呂に少し似ている。
  • 結局、何が/誰が悪かったんでしょう、という問いに対して、明確な答えが無いのが示唆深いが、元々悪意は無かった/但し全体的に「悪影響を考慮していなかった」/作ったものが意図通りに使われないケースがほとんどだった/民間企業として利益がゴールになっている というような指摘はあり。
  • 「すべての仕組みが、中毒にさせる意図を持って設計されている」というのも内容を見ていくうちによく理解できる。例えば写真への友人のタグ付けなど。脳幹に働きかける科学的A/Bテストによりその意味で最適化出来る設計・開発。
  • その因数分解として、元Googlerから説明されたのが、1.engagement 2.growth 3.advertising。これは彼らがそういうのだから間違いないとは思うが、MECEかどうかを考えると非常に味わい深いところがある。
  • SNSの利用により、若者の自己肯定度が下がってきており、自殺率が上がっていると。若者が大人になり、子どもが若者になっていくので、社会での問題としては大きい。また、選挙行動の操作は実際に可能であることが実証されており、SNSでのデマ情報を信じた者によるPizzagate事件など。

個人的に

  • おじさんとして、Twitter, Instagram, Tiktok はやってはいますが、あまり乗れず、唯一ある程度親しい人のみでやっているFacebookくらいがSNSライフなので、それは続けるものの、広告を見ないようにする。 
  • Facebookはプライバシー、広告設定を見直した。相当に個人情報を渡すような設定になっていたと反省。
  • また昔から残っていたmixiとかブログ村などのアカウントは即日削除した。(というかChromeで調べたところパスワードが多数ハックされていたことが判明…)
  • かつスマホアプリのnotificationも多くをオフにし、不要なスマホアプリも少し整理した。
  • というか、老い先が短く、頑固な自分に対する洗脳はある程度どうでもいいとして、自分の子どもは本当に本当に心配。利用時間管理、そもそもアカウントを一定年齢までは作らせないなどあらゆる手を講じていく。(ちなみに、数ヶ月前、既にかなり良くない状況になったのでTiktokについては実質禁止した。アメリカの小学生高学年くらいからの(少なくとも女の子は)Tiktok依存は凄まじいものがある。
Business Idea, Silicon Valley, Technology

新規ビジネス/オープンイノベーション/DX の落とし穴

今は、COVIDで業績が落ちている企業が多いと思うので、「新規事業をやれ!」と号令がかかっている会社が多いんじゃないでしょうか。

色々な切り口があると思います。既存の事業の強み・ノウハウ・コネクション、技術開発力、規制などの参入障壁、ニッチ戦略、現状の顧客基盤にアップセルでアプローチなどなど。

その中で、技術/テクノロジー軸で攻めていくのが「オープンイノベーション戦略」、「デジタルトランスフォーメーション」(DX)、「スタートアップとの共創」などで、これらは「うちの会社でもやってる!」と思った人が多いでしょうが、色んな企業の人と話す機会に恵まれている現職において感じるのは、大きな企業は多かれ少なかれほとんど名前は違えどこの手のことをやっているかなと。

これらの取り組みは成果が出るのに時間がかかるものも多く、何がベストアプローチかっていうのは判断つきにくいですが、足元や周りを見る限り、社内のスピード感を世界/世間に合わせるということを含めて「トランスフォーメーション」とかイノベーションしないと成功しないんだろうな、というのは、各企業を見ながら、過去10年くらいの各社の巧拙、成功・失敗を見て強く思います。

日本企業は、昔から山ほど語られていますが、会議多いし、レイヤー深いし、稟議・はんこ、承認フロー、そして根回しなどが複雑怪奇なので、そこから変えようじゃないか + テクノロジー/イノベーション という方程式にしていかないと、「うちの会社は10年検討してきて人事システムの一部についてはプライベートクラウドに移行することが出来ました。まだ一部、ホストコンピューターも残っていますけど。てへぺろ」みたいなことにマジでなりかねない。もう「てへぺろ」と言う人もいないのに口に出してしまいかねない。

ちょっと、我ながらたとえが分かりにくいと思うところですが、結局、市場を先取りして、利益をエンジョイすることがまず企業の目的の大きなものだとすると、やはり「速く動ける」仕組みが何より必要でしょう。

どっちかというとテクノロジー、イノベーション、デジタルトランスフォーメーションの前に、速く物ごとを決めるにはどうするかという仕組みのところを会社上層部で決めたほうが、会社の他の側面も含めてよっぽど有益なんじゃないかな。

だから、「どうやってDXを我社に起こすか検討会」「オープンイノベーションのあり方について、部長級隔月定例会」とかを長年かけてやっているようだとマズい感じかと。

たとえば、Comcastなんかは会社としては巨大ですが(たとえばDreamworksもUSJもSkyも同社配下だ)、自社の主要TVサービスをタコ足食いしかねない「Peacock」を今年リリース。非常に好調に加入者を得ている。
だけど、テクノロジーもコンテンツもあったんだから、Disney+に先駆けて出していたら、もっと加入者取れていたんじゃないか(もちろんDisney+の強力なコンテンツには勝てず、上回っていただろうとは思いませんが)、もっと「速く」動いていたら、市場の風景はどうなっていただろうか、とかね。
下記の表情を見ると「遅いよ〜」と言っているようにも見える。

Technology

MacOS Big SurにてDropbox Smart Sync利用時の空きストレージ問題が解消したっぽい

これは使っている人しか何のことかさっぱり分からないでしょうが、、

  • Macユーザーで
  • Dropboxユーザーで
    • さらにSmart Syncユーザーで、Macのストレージを節約しようとけなげにつとめている人で
  • せっかく不便を承知で動画ファイルなどをDropboxクラウドにうpしているのだけど、Macが「ファイルの論理的な元々のサイズ」(たとえば動画ファイルなら5GBなど)で認識してしまい、結局「その分がローカルで利用されていないことが認識されない」

という事態で困っていた人には朗報です。

仕事でやっている方とかは外付けハードドライブとかNASとかでやっているのかもしれませんが、私のように素人的にやっている人はDropboxに置いている人も少なくないと思いますので。

また、Googleが動画・写真の無制限保存をやめるみたいなので、、Dropboxは社内で対策プロジェクトなどを急ぎやっていると思いますし、「ただだからGoogleでいいや」としていた人も多いと思いますので、上記は福音です。

使っていない人には何のことやらさっぱり分からないでしょうが。。。

Silicon Valley, Technology

シリコンバレーにてMacOS Big Surインストールトラブルがあったら

西海岸時間の11月12日のお昼に愛機のMacBook Airにて作業開始したんですが(個人的に、仕事はウィンドウ作業効率性とファイルの互換性などから断然Windows機利用ですが、パーソナルライフはブログや動画編集含めてMacが好みです。居間のテーブルにuglyなWindows PCがあるのもいただけないことで)Installation Failed のエラーメッセージが表示されて全く先に進まない。

https://www.macrumors.com/2020/11/12/macos-big-sur-download-issues/

セーフモードで起動したり、PCのストレージスペースを空けたり、色々試したけどダメ。

ただ、ここはシリコンバレー。
うちの目の前にAppleのエンジニアの方が住んでいるのでw (もちろん在宅勤務/WHF)種々相談してみたところ、やっぱりダウンロードサーバーがビジーなんだろうという結論に。

下記は深夜にスクリーンキャプチャしたものですが、昼間は右上のmacOS Software Updateの部分が黄色になっていた。

深夜に再開したら、無事ダウンロードが始まりました。ダウンロードはうちの160Mbps回線で10分〜15分で完了しました。ファイルは12.18GB!! BIG SUR!!

なんでしょうね、大学生になった時分、1996年にWindows95を使い始めて幾星霜、「MacOS Big Sur 過去最大のUI変更」と言われても、フジテレビのプライムタイムで「今晩、大物超豪華ゲスト登場!」と喧伝されるくらいの高揚感しかないのですが、それでも当日にインストールしてしまう自分がいますw

また、最近iPhone12を買って、猫を中心とした写真・動画撮影を楽しんでいますが、どうもCatelina 10.15.7ベースでQuickTimeとの相性が悪く、動画の映像再生が出来ない(音声だけ流れる)、Final Cut Proでも同現象が起きるなど、そのAppleの方とも話していたのですが、glitchのfixのためにも、OSのアップグレードは待ち望んでいたところでもありました。

インストール自体は15分で終わるらしい。本当か

UIのレポートはまた後日に。(このブログはファイルをダウンロードしている途中に書いていて、リブート中などはこのMacが使えないので)

Cooking, Technology

豆板醤と甜麺醤を使ってイチから麻婆豆腐を作って、最後に甘みととろみを付けるために「ハイチュウ」を入れてみました。マイルドな甘みになって、very gooooood!

これは元々中華料理屋と料理評論家が紹介していた方法なので、間違いはない作り方ではあります。
ハイチュウを買って、ぜひ試してみてください!
(もちろん麻婆豆腐の素でもこの技は使えますので)

動画の方は、今まで使っていたiMovieから、「40の手習い」でFinal Cut Pro Xにバージョンアップしてやってみました。本質的には2つのソフトのコンセプトは変わらず、Macユーザーとしては嬉しいところですが、ただやっぱりどんなソフトも「癖」が必ずあって、ワードソフト<表計算ソフト<写真加工ソフト<イラスト作成ソフト<動画編集ソフト と覚えなければいけない技や癖がたくさんあるのでちょっと苦労しますね。

ただ、うちの若い連中にも言っているんですが、何でもそうですし、特にソフトウェアも「やってみなきゃわからない、使ってみなきゃわからない」世界なので、使い倒すことがどうしても必要かなと。この週末はYouTubeでのレクチャー含め、いい勉強になりました。

これから、おじいさんになっても料理含めてずっと勉強できますように。

Technology, VC

昔取った杵柄、なんですが、商社マンとしてキャリアの中で色々な帽子をかぶらされる内の一つとして誇りたいのが「プロジェクトマネージャー職」です。
社内情シス、営業マン、投資担当、事業戦略、ベンチャーキャピタリスト(現職)とか色々やりましたが、プロマネが一番好きかな。
ただ、職種は異なれど、ずっとIT・テクノロジー関係だったので、それはずっと続けていきたいとは思っていまして、下記のインタビュー記事も鈴木が相当に技術オタクだということが分かると思いますw
また、下記はアメリカの技術団体からのインタビューだったのですが、ドメスティック(国内)の仕事よりもグローバルな仕事の方が好きです。

Inside RDK – Iʼm in RDK: Masashi Suzuki, Program Manager, “Project Sunrise,” J:COM

When he was four, growing up Japanʼs Kanagawa Prefecture, Masashi Suzuki read a cartoon magazine about supercomputers ̶ the size of a conference room at the time ̶ and was fascinated. “I couldnʼt understand the technology at that age, but for sure was amazed and interested in the possibilities,” he says. “That was probably the start of my techie-leanings.” Now, at age 40, heʼs a self-professed “gadget guy,” with a home festooned with home automation and virtual assistant devices, like Amazon Alexa and Google Home. Heʼs now the J:COM lead on its RDK deployment, and spent the last few years gathering requirements and shepherding the move to become an RDK community member. Heʼs a lively, informed, and entertaining contributor, as evidenced in this edited Q&A, below:

Q: When and how did you find your way into this industry?
Suzuki: I started my career in 2001 with corporate IT at Sumitomo Corporation, and managed a couple of projects there. At some point, I got mired in a “death march” project, and turned into a sales dog for telco, mobile and cable companies. Even though it was a sales role, I had to study technology a lot to be able to discuss new things coming up, such as VoIP, fixed mobile convergence, voice recognition and so on, with techy (and even nerdy) customers. To deepen my knowledge, in the 2012-2013 timeframe, I studied global software industry/businesses at Stanford University as a visiting scholar. Right after that, I was dispatched to J:COM tech division. Since 2014, Iʼve been a program manager of what we call “Project Sunrise” which covers set top box/cloud system development and service planning. We named it “Project Sunrise” because Iʼd heard that Liberty Global had code-named their RDK program “Project Dawn.”

Q: How did you hear about the RDK / what attracted you to it?
Suzuki: In 2013, some folks at J:COM had a meeting with the godfather of RDK, then-CTO of SeaChange, Shiva-san (Patibanda, now CTO and Head of TV Platforms at Ericsson Broadcast & Media Services.) They were amazed at the concept and accomplishments that were happening with the RDK. I read the report, and thought, this is it, for our next-gen STB! Up until then, we had struggled in our set-tops with performance issue, bugs, and sluggishness in functionality, code additions and software. RDK seemed to be the perfect way to solve for all of that. We actually got started in 2014, gathering requirements and designing the platform.

Q: To what extent is RDK a part of your day-to-day workload and focus?
Suzuki: RDK is definitely the core of our set-top box project work. Weʼre currently doing design work with a hardware vendor and a middleware vendor. The key here is a “loose” integration of software among RDK, middleware, the Japanese local broadcast spec called “ARIB” and Japan-specific, hardware-based conditional access systems. The ARIB implementation will be especially tough, because in many ways it is like a dinosaur fossil. In order to support a future state with multiple set top box vendors, reduced CAPEX, and integration of ARIB and CAS into the RDK, the software has to be absolutely loose, or abstracted. This is something we would like to learn from the European RDK community, which went through something similar with the DVB specs.

Q: What are the main advancements you wish to get out of the RDK?
Suzuki: More than anything else, competitiveness, in the long run. On top of satellite, FTTH and mobile players, we too have to compete with OTT, which is slowly but steadily eroding our market. Consumers in Japan like new stuff, and theyʼre relatively “early adopters,” even compared with the global marketplace. With RDK, we can benefit from the ecosystem, and we expect to be able to launch new features quickly. Then, J:COM can appeal to our customers because we can honestly say, “weʼre as advanced as Netflix, Amazon, YouTube, Google, Facebook” etc.

Q:You will be the first in the RDK community to solve for 8K video. Whatʼs that like / what does it take / whatʼs the work of it?
Suzuki: 8K is a big deal, but we have to be careful that our set top box doesnʼt get too big. I mean, 8K is hot, but our box canʼt be too hot! To get there, we will need to embed into the box a dedicated 8K decode chip, and HDMI 2.1, as well our Sunrise software. The HDMI 2.1 spec was just released in November. Then, the interfaces with main video chipset have to be designed thoroughly.
Considering the balance of cost and performance, we have to come up with the right amount of memory and hard disc drive. Additionally, software issues like tuner multitasking, decoders, recording, transcoding to tablets, and UI ̶ all have to be tackled. But first I have to check if I can physically fit an 8K TV set into my apartment elevator and through the front door!

Q: Whatʼs one thing you wish more people knew about the RDK?
Suzuki: People in Japan have the image of RDK as “cool stuff.” Yes, itʼs cool as
Hokkaido! (Google it..) But seriously, it is cool, as long as we develop and maintain our software with an agile methodology and in a DevOps way. RDK is an awesome tool and can be a catalyst, but it may not be a silver bullet. We are the one who need to build an ecosystem, keep the integrity of our software, and eventually find solutions to be competitive.

Q: Whatʼs your view on the importance of working at the “tip of the trunk”?
Suzuki: It is like sushi for the Japanese – we canʼt live without it. And it has to be fresh all the time! You canʼt put it on the table or store it in the backyard for very long, because it can go bad very fast. And if that happens, you get sick.
But when you serve fresh sushi to customers, you become more competitive. To see the true nature of what Iʼm saying, you really have to watch the movie called “Jiro Dreams of Sushi.” But in an RDK sense, the way to achieve the kind of freshness we appreciate in sushi, is to have tools to keep you at the tip of the trunk. Something like the True RDK Toolkit, like Espial offers, as one example.

Q: Whatʼs the favorite thing youʼre working on right now ̶ defined as “you have tons of other stuff to do, but you keep getting drawn back to that”?
Suzuki: Watching Sumo wrestling on the test set-top boxes in the office. I wasnʼt really into it until recently, when I saw a Sumo tournament in a real stadium, with Steve Heeb and Jason Briggs, of RDK Management, when they came to visit in November. It was the first time in my life that Iʼd seen it live, and now, I canʼt take my eyes off of Sumo TV programs. Itʼs highly addictive! The bonus is being able to watch TV programs while developing set-tops, in the sense of “no, no Iʼm not watching TV. Iʼm testing.”

Q: Whatʼs something about you that not many people know?
Suzuki: I love running marathons, swimming, cycling and the combination of them, the triathlon. In bicycling, I participate in “Brevets,” which involves riding a bicycle for over 200km and for 12+ hours. To project members and vendors, I say, “I am a triathlete, thus I am very persistent. Be careful.” My next goal is to finish 1200km Brevets, in France, and an “Ironman Triathlon,” in Hawaii. The Ironman consists of a 3.8 km swim, a 180 km bicycle ride, and a 42.195 km full marathon. After finishing it, I will be able to say, “I can be as hard as iron to you. Be careful.”

Q: What are you doing when youʼre not working?
Suzuki: I work night and day, weekdays and weekends, in the office and from home as a program manager. On top of that, I do training for triathlons, and work out. Any little time I have, I enjoy spending with my eight-year-old daughter, Manaka. Her name means “true song.” Set top box development is tough, and life is tough. But as she grows up, I hope she will find truth in her life as if she sings songs merrily, and that we find happiness with RDK and DevOps. Iʼm writing a long letter to her ̶ itʼs up to almost 150 pages now ̶ which expresses my concern for the future of this, a little staggered country, and advises her for her future. My plan is to publish it or open-source it ̶ I am not sure right now. But the important thing for her is to work hard and adapt to the changes caused by innovation and technology. I am lucky I can talk to her about my job and relate the kinds of things Iʼm working on, like state-of-art in technology, and the RDK. I really appreciate the support and help of RDK Management and look forward to working with everyone in the RDK community.

IoT, Silicon Valley, Technology

2020年3月17日(火)からBay Areaが、20日(金)からCalifornia全土がそれぞれ自宅待機となりましたが、それから当然自宅からビデオ・電話会議が多くなりました。
From March 17th Tuesday 2020 in Bay Area, 20th Friday in California respectively, we have been forced to stay home and it led us to have many video/telephone conferences from home.

ただ、ホワイトカラーはみな同じくリモート会議ですし、子どもはオンライン授業かユーチューブ、ゲームとインターネットの混雑もかなりひどくなってきています。
White-collar workers are doing remote calls similarly, kids are taking online courses or watching YouTube or playing games. Thus, Internet has been sluggish these days.

How Americans are spending their time in the temporary new normal
https://www.verizon.com/about/news/how-americans-are-spending-their-time-temporary-new-normal

そんな状況では一番手前にあるWi-Fiが遅いと文字通り仕事になりません。スループットをスピードテストで調べてみたところ、7Mpbsしか出ていませんでした…
Under this dismal situation, if Wi-Fi is slow at home, I can’t literally do my work. I checked my Internet throughput with speed test app and found out it was just 7Mbps…

ということで、宅内メッシュWi-Fiを導入することにしました。
アメリカ/USPS/Comcastの組み合わせにしては驚いたことに、注文から1日半でAPが届き、大変助かりました!
下記はその内容/経過/結果です。
Then I decided to deploy mesh Wi-Fi in my home.
Lo and behold, even with the combination of USPS and Comcast in the US, they delivered AP in a day and half and saved my life.
Below is the preparation, hardware, software, how to install and result etc.

先ずTVの左側/家の端にあったCiscoのWi-Fi APを写真のようになるべく家の中心に寄せたが、書斎でのスループット改善に結びつかなかった
I relocated my Wi-Fi AP near the center of my house as much as possible but this did not improve the Internet throughput in my workroom
我が家のフロア図です。アメリカにしては結構小さい家です。それでもCiscoのケーブルモデム兼Wi-Fi APでは仕事部屋まで電波が届かないので、赤で書いたようにAPを追加しました。
This is my house. Pretty modest/small one. But the original Cisco cable modem/Wi-Fi AP can’t reach its signal to my workroom. Thus, I added three APs/Pods depicted in red in the picture
デカい箱だ!と思ったけど/I thought the box was gigantic, but
製品の箱はコンパクト。箱を取っておきたいので、小さくて良かった。
The box for the product itself was small enough. It was good to be small since I want to keep it for future sales, transfer etc.
Appleを思わせるような美しい梱包/Apple-like beautiful packaging
AP(Podと呼ばれている)の他には梱包されているのはこの紙だけ。シンプルで不要なものがなく、いさぎよい。
Other than APs which they call Pods, the only thing enclosed was this piece of paper. Simple and good.
Comcastのアプリから設定します/Setup has to be done from Comcast Xfinity app
デバイスを選択する/Select “Xfinity Device”
xFi Podsを選択/Select “xFi Pods”
我が家の中心地=玄関前にセット。
IoT監視カメラ用の無線リピータやホバーボードがあるのはご愛敬
First one was set in the entry space of my house which is the right center of it.
Please excuse me to have a wireless repeater of IoT monitoring camera and hoverboard
いよいよ書斎のコンセントに刺します/Finally, I plug the pod to an outlet in my workroom
ミュージカルキャッツと同じです。猫にもPodにもちゃんとした名前を付けなければいけない。/As told in musical Cats, you have to properly name cats and Pods



でセットアップは10~15分程度だったと思います。非常に簡単です。
Set up took me approximately 10 to 15 minutes and the procedure was pretty easy.

早速、スピードテストを再実施。
なんと、7Mbpsだったものが、85Mbpsも出ているじゃないですか!
これで仕事がはかどる!大変助かりました。
Then, I conducted a speed test again.
Wow! I got 85Mbps and it was a 10x jump from previous sluggish 7Mbps!!
Now I can concentrate in video/phone calls. Plume saved my life!

Silicon Valley, Technology

2020年3月18日(水)からシリコンバレーの中心部にあるうちの子どもの学校では自宅オンラインライブ授業が始まりました。
From March 18th Wednesday, in the school where my daughter attends located in Silicon Valley, online live class at home has started.

日本なら、何のデバイスを使うのか、何のシステムを使うのか、セキュリティーをどうするのかで何ヶ月か議論に時間がかかりそうなものですが、この学校では①自分のPCで②Google Hangout Meet(ビデオ電話会議)でということが早々に決まって、運用が始まりました。

Google Cloud Hangout Meet
https://gsuite.google.com/products/meet/

初日・二日目は、24人いる生徒の何人かがなかなか自分のマイクを切らず、「お前マイク切れよ」と指摘するためにマイクをオンにして、それを切り忘れるなどカオスが続いていますが、可愛らしいもんです。
On the first and second day, some of the 24 students forgot to turn the microphone off and some others shouted “Hey, turn the mic off!” and he/she forgot to turn back the mic off… but those I thought those communications were cheerful.

ちょっと面白かったのは、自宅待機が4日ほど続いて、時間感覚がなくなってしまったのか、「今日は何曜日ですか?分からなくなっちゃいました」という質問があったことですw
A little fun conversation one had was “What day it is today? I just forgot it” He might have lost the sense of time since they stayed home for four days.

どのような形でも子どもたちがすくすく育っていくことを心から願います。
また、改めてアメリカの強さを認識する次第です。
In any form, I really with kids grow safely and soundly.
And I realized the strength of the US based on its agility, technology now.

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