Healthcare, IoT, Startup, Technology

Oura Ring3 最速レポート(2からのマイグレ)

※Oura社については間接的に出資をしております。少しひいき目なのはご容赦のほどを。

Oura Ring3、やはり、いいです。皆さん使う、もしくは乗り換えたらいいかなと!

ポイントは下記:

  • マイグレ・移行がスムーズだった
  • より質感が向上している
  • 機能追加が凄まじい
  • 使ってたリングのサイズがいまいちしっくりしていなかった(自分のせい)

機能追加(ハードウエア含む)は主に以下の通りです。

  • 体温計センサー7つ
  • 常時心拍モニタリング
  • 生理予想
  • 睡眠モニタリングの精緻化

詳しくはHPから!

https://ouraring.com/

ではまた開封の儀の写真から、スクショ中心の手抜きレポートでお届けします!(スピード感重視ということでご容赦ください)

ちゃんとメール、SMSで発送状況を知らせてくれる。今回、到着は2日ほど遅れた。米国内の物流は大分混雑しているので止むを得ないところはあるが、この1週間、とても待ち遠しかった。
箱がちょっと大きいよ、っていうのはあるんですが、十分に長いケーブルを用意してくれているからであって、OKです。
質感、具体的には光沢が増している。私はギターを弾いてビデオに収めたりするし、間接投資先でと言いながら自慢するのが目的だったりするので、これはポイントが高い
充電台も材質を変えて、重くしたようです。前のは軽くてベッドの上で上下が逆さまになってたりしたので、これもとてもgood point
で、アプリを開いてみたらペアリングされていない。ここでIT一筋20+年の私には嫌な予感がしていました。またなかなかつながらないんじゃないかと…
前のが残っている… が、一番下に新しいリングのセットアップのメニューが! 一縷の光を見た気がした
古いのは、会社の方に技術検証のために貸し出しちゃったので、スキップ。
出て来た! すごい順調。
これはあるある。

ここからちょっと重複した画面が何回か出てきて、?、状態になるものの、大きな問題とはならず、言われた通りに進めればOK

どっちも同じでしょ
もう一回、的な感じはあるものの…
無事、接続され、新機能の説明などが見れるようになりました。めでたし。
女性向けですね。
アクティビティ計のUIはほぼ変わっていないようです。
まだ寝てないのでデータが来てないですが、睡眠管理も変わらず、といったところでしょうか。

上記に書いたもの、書いてないもの(ワークアウト中の心拍数、血液中の酸素濃度測定など)のいくつかは将来ロードマップになっています。

これらが完成する前に、製品をリリースすることについては、かなり会社内で議論したことだと推測しますが、個人的にはテスラ含めソフトウエアアップデートで諸機能を追加していくモデルであり、問題ないと思います。リリースを楽しみにしましょう!

Business Idea, Diet, e-Commerce, Healthcare, Startup, Technology

検便は日本では人間ドックの時には結構当たり前ですが、うちの会社の同僚に聞く限り、アメリカではそうでもないようです。(検尿はやるとのこと)

もちろん検便は「腸の健康」を調べるものであり、大切ですから、そこに勝機を見出したスタートアップがいた!

Ombre – AT Home Microbiome Test

https://www.ombrelab.com/

現在我々が手掛けているビジネスの中にD2C(Direct to Consumer)ビジネスがありますが、この分野も相当に競争が激しい〜レッドオーシャンになってきているので、シリコンバレー駐在員として「オールバーズ、履いてみた。その履き心地は?」レベルではダメで、やっぱり自ら差別化を図らなければいけない。

ということで💩の分野で試してみました。

ほんの少しだけ、前から感じていたUX的な課題感として、自宅検便に付き(少なくともうちの会社が使っているプロバイダーは)①便を2日間採取する ②それを小さなプラスチック容器に入れる ④2日分を郵送で送る というプロセスがある中で、②と④の間に、③1日目の分は郵送で送るまで冷蔵庫で保存する というプロセスがあり、うちの会社の現地人の同僚は「OMG!」的な反応をしていましたw
これはもちろん、我々夫婦(おんなじ会社で仲良く働いていました)は好きではなかった、というのが課題感でした。

で、アメリカはというと、これも私が使っている病院が使っているプロバイダーは、という話になりますが、①3日間採便 ②台紙にこすりつける ③郵送で送る というプロセスで、冷蔵庫に入れなくていいのは「幸便」ですが、次に「3日間もやるのか…」というのはありました。
会社に行く時は、朝は忙しいし、朝出るとは限らず会社にはもちろんカバンに台紙を入れて持っていかないし、毎日出るとは限らないし、結局1週間位その便が付いた台紙がトイレの近くに置いてある(例えば洗面台とか・・)という状態になるのも結構イヤです。

ということで、今回試したのがOmbre。私がキットを購入した段階では「Thryve」という名前でしたが、スタートアップ業界の動きが早すぎるよw

また、いつもの通り写真があれば自明なので説明は省いていきますが、ポイントは、①1日分でOK ②綿棒で便をこすって ③それを容器の中の溶液に溶かす ④宛先が貼ってある郵送用の箱に入れて送れる (⑤アメリカは郵送は自分の家のメールボックスに入れて「発送お願い」のサインを出しておけば郵送できる)ということになります。

私がThryveで注文したときは$79.6だったんですけど。Obmreにリブランドして値下げしたようで・・・
で、発送したらログインして、容器に書いてあったIDと紐付けて発送したということを連絡します。
その後、この画面で進捗が見れる。
3〜5週間も必要、というのがちょっとUX的にはbadですが。
キタ!
もちろんメールでも通知が来ています。
全体スコアとしては、70%。
これが何を意味するかは解釈難しいですが、、下にGood, my gut is going in the right direction, but needs some work  とあり、平均スコアが62%なので、まぁいいということにしましょう。
うちの会社はD&I、Diversity and Inclusion を標榜しておりますが、さすが優秀社員(?)の私、腸内細菌のdiversityはすばらしい、熱帯雨林のように(!)いろんな種類の菌がいますよ、とのことでした。(おそらく日本語でいうところの善玉菌含め、ということなんだと解釈しておきます)

そして、ちょっとメニューを辿りにくいのと、表示するまでにイヤっていうほど個人情報・嗜好などをインプットしなきゃいけないのですが、悪玉菌(私の場合ゼロ。けど、ゼロってことあるの??)と善玉菌(私の場合9種類)のレポートもありました。
ちょっとブログサービスのWordpressの容量がなくて画像を貼り付けられないのですが・・・ 参考情報にはなります。(ちょっと細かすぎて正直良くわからないというところもあり)

ただ、一部のレポートが更に有料なのにはユーザーとしてはちょっと困ったものです。
スタートアップとして「アップセル」がないと収益モデルに困る、という話もよくわかりますが、$9.99か…という気もします。
また、UX的な話ですが、「後出しジャンケン」的に見えるので(最初によく読んでなかった可能性大いにありますが、fine printだったのでしょう)というのはちょっと気分が良くないですかね。
で、このような腸内環境を整えるためのサプリの物販があるのは、王道ということで、これは「ソリューション提示」ですから私が買うかどうか別として、ビジネス的にはgoodだと思います。

とはいえ、もし人間ドックで検便が無い人は、このソリューションは無料レポートは分かりやすい(詳細なレポートもあるが、たどりにくくはある)ので幸便なんじゃないでしょうか。

Healthcare, Technology

自分の髪は自分で守る→但し処方箋が必要…→オンライン処方診療出来る!

ハゲ治療にはミノキシジルが欠かせませんが、アメリカでは内服薬についてはFDAの規制により処方箋必要なんですよ。


但し、一番下に書きましたが、「かかりつけ医」に診てもらうまでに数ヶ月かかったりするので、どうしたもんかな…と悩み始めたら、また髪が抜けてきた!

悩んでないで、Google先生に聞いてみたら、オンラインでリモート診療出来て、そこで処方箋出せると! 

早速試してみた。

(さらに、その先生がかかりつけ医にもなってくれることも判明。アメリカすごい。)

plushcare.com

げ、月額$15か。要注意。

下記の通り診療のアポは取れましたので、リモート面談の為のアプリを入れましょう。

診療の前にアプリで色々聞かれます。
面談で一から答えるよりはよっぽど効率的。

Joining the call

諸入力が終わったので、オンライン診断にいよいよ入ります

先生がお越しになられました。お顔はプライバシーの関係で白抜きにしています。

オンライン薬局との連携が少々トリッキーで少し時間を要しましたが、今回は日本で摂取していた薬ということもあり、質問はごくごく簡単で、10分くらいで会話は完了。
さらにオンライン薬局に、患者としての私の希望する薬のオーダーも入れてくれました。
(ここは恐らくPlushCareの方にキックバックがあると思料)


完了。医者に実際に行くより、全然簡単だし、楽。

最後に、予期しなかったのが、「この先生を『かかりつけのお医者さん』(primary care physician) にしますか?」という質問。

場所によると思いますが、少なくともカリフォルニアのベイエリアでは医者はめちゃくちゃ混んでいて、①かかりつけ医じゃないとそもそも診てくれない (本当に緊急で診て欲しい時は緊急医に駆け込む必要あり) ②かかりつけのお医者さんになってもらうのに数ヶ月かかる! という状況で、良いことじゃないとは分かっていたものの、ハゲ以外の持病も無いのでかかりつけ医が今までなかったので、これは超助かります!


いやはや、本当にアメリカのITサービスの進化(最近これをDXと言いますが、本質的には以前からITとかICTとかと言っていたのとまったく同じだと理解しています)は素晴らしい。


一つには、スタートアップ含めたソフトウェア企業がしのぎを削って、開発ツール、テストツール、連携用API、クラウド基盤、コラボツールなどなどが充実してきたこと、価格も安いものも沢山あること、
もう一つには①企業の中にちゃんと情シスとしてエンジニアを一定程度抱えている ②足りない時は業務委託者(=contractors)が市場に沢山いる(=良い報酬が貰えるので、日本のように一段低くみられることも無い。アメリカは「その人がやりたいようにやればいい」という価値観が浸透している、これいいことです) ③そんなに多くないけどIBM、アクセンチュアみたいなSI企業もあるはある という三段構えにより質のいいITシステムが構築できる体制がある【これ重要】こと。

また、日本と異なり、ガラケーを使っている人が極端に少なく、スマホ中心にサービスを開発すればいいこと(私もオジサンなので、PCの方が好きな世代ですが、今回はスマホで全然苦は無かったです)

なんかがありますね。
日本でコロナ関係などで超低品質なアプリや、開発丸投げに伴う責任のなすりつけ合いに悩んでいる状況を見ると、頭痛で頭髪が抜けそうです。。

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