Amazon, Silicon Valley, Startup

Weee! – Asian Grocery, Delivered.

アメリカ駐在の大先輩である、当社役員の方に「アメリカでの食事はどうされていましたか?」と渡米前に聞いたところ「歳とって日本食以外食う訳ないだろう」と言われ、そんなもんかいな、地場に合わせて買い物して料理して、節約したらいいがなと思っていましたが、私も歳をとって今はその意味がよく分かりますw 日本食最高!代わりになる食事なし。

但し、日本食スーパーまで15分~30分くらい運転するのはメンドクサイ。
だけどそれはベイエリア在住でめちゃ恵まれていて、たとえばイリノイに住んでいた時なんかは、全然近くにアジアスーパーも無く、不味いピザや固いステーキに塩かけて食べまくって、太って、帰国したらクラスメートが誰も俺だと気付いてくれなかったという「日本食不在太り悲劇」もあったりした。

ただ、これはアメリカ在住のアジア人は同じフラストレーションとニーズを持っているようで、大規模なアジア食材ECサイトがアメリカで勃興しています。

今回試してみたのは Weee! (https://www.sayweee.com/) です。生鮮食品に強みあり。$35の注文で、送料無料。中国系のものが比較的多いです。

“Asian Grocery, Delivered. Farm-fresh ingredients from our app to your doorstep. Save time and money with delivery on your schedule. FREE DELIVERY on orders over $35”

サービスエリアは San Francisco Bay, Sacramento, and Seattle Areas のみとなっております。後者2つもアジア人が多いのか。ちょっと意外。

アメリカではD2Cサービス山ほどあるでしょ(一日に一つサービスが生まれているとも言われる)、どうせアメリカの市場の半分はAmazonでしょ(実際は38.7%だそうですが)とか言ってあなどるなかれ、バリュエーションは$600Mを超えています。ハイデイ日高、と同じくらいですね。

アメリカのベンチャーキャピタルとして超有名どころであるLightSpeedも投資家です。

まずトップ写真が有森也実に似た(?)アジア美人です

生鮮食品めめちゃ安い!
ネギ一束$0.39は40円ちょっとですから、サイズは小さいんですが、日本よりも全然安い。

D2Cで近年強調される「コミュニティー戦略」が垣間見えます。
UIを見る限り、この点非常に重要視しているように見受けられます。

私が住むエリアは週7日配達とのこと。ありがたい。

初回サインインで$10クーポンゲット。即利用可能。今回もちろん適用してみた。

今週末はしゃぶしゃぶにすると決め、材料(それだけではないですが)を$45ほどカートに入れると、配達日は明後日とのこと。なかなか早いです。

ドライバーへのチップは外数(追加)です。但し、ここで指定した額は全額ドライバーへ渡してくれます。

$1/2/3/otherと、$5からをデフォで要求してくるWholefoodsなどと違い、ユーザーに心理的に優しく、ドライバーに厳しいw

土曜日に鍋にするとして、土曜日に食材が着くのだと到着時間によっては夜飯の時間が凄く遅くなったりするので、中一日で金曜日に届けてもらえるのは大変ありがたい。

支払前にこれが出てきますが、流石に3人家族で$59は要らないかなw
ただ、中国人とかこの手のくじとかギャンブル的なものは好きそう。

注文確定後。
SNSにシェアするとリベートが貰えると。

ちょっと恥ずかしいけど、ビジネス研究の一環としてやってみるか・・・

FBでシェア完了。リベートが次の鍋物の足しにでもなれば。

リベートの仕組みとルール。

恥ずかしいが、、FBで確認したところ、ちゃんと連携されていた。

下記の通りDeliveryの時間のwindowが広いはちょっと困りもの。。


前日である木曜日にご丁寧にメールでリマインドしてくれ、「ドライアイスが袋入っているかもしれません。赤い文字が書いてあります。ケガしないように触らないでくださいね」とのこと。アジア的なやさしさを感じますね。好印象です!

当日:

キタ!

この手のサービスのnotificationは、テキストの方が親切。子どもがいたりすると、学校などのメールが今日日多すぎて、個人用メールは常時はチェック出来ないので。

最近、iPhone12にしました。スクリーンキャプチャがムダに長い。

Front porchに置いてくれる

上の巻き物みたいなやつは、カルピスウォーター500ml 1本が入っていた。少し謎な梱包。

丁寧に封入されているといえるでしょう。野菜を段ボールに直に入れるのは日本では多分やらないと思いますが、日本人は過剰包装過ぎるからね。

妻も言っていたのが「野菜の質が良くて、新鮮だね」ということ。

こっちの日本食スーパーは、野菜は悪くはないけど、アメリカの普通スーパーと比べて特段良くもない、という感じ。Safewayなんかは日本スーパーと同程度か、回転がいい分少しそれよりいいくらい。Wholefoodsがやっぱりハンドリングが丁寧なのか、少し品質としていいような気はしていますが、お値段はそれなりに高い。

Weee!のは品質は結構いいです!!

保冷材は結構少なめで、これが一つ入っているだけだった。

「ドライアイスが袋入っているかも(may)しれません。赤い文字が書いてあります。ケガしないように触らないでくださいね」とあったので少し拍子抜け。でも、まあいいでしょう。アメリカだし。

全体的に、①野菜がなかなか新鮮 ②価格が安い ③デリバリーがそこそこ早い ④梱包は簡素ながらも効率的で丁寧 ⑤品揃えもよし 
ということで文句ない内容でした。

バリュエーションが高いのもうなずけます。
またどんどん使いそうな気がします!

鍋。野菜たっぷりで美味しく出来ました。
Media, Startup

局地的には、Quibiは大失敗みたいな評はあるのですが、一旦落ち着いてマクロ的に見ると、新しいもの含めてプラットフォームが花盛りで、見たいコンテンツに困らない or コンテンツを見切れない 状況です。

  • Netflix
  • Amazon Video(Prime加入者向け無料)
  • Funimation
  • Disney+($6.99/月)
  • Quibi ($4.99/月 広告付き)
  • Peacock
  • Xumo
    などなど

たとえば、WFHでも時間が無い中で、歯を磨きながら、ウン〇をしながらでもなんとかアメリカのニュースにキャッチアップしたい中で、モバイルで、優れたUI・UXでCNNなどからニュース(コンテンツ)にアクセス出来るのは本当にありがたいです。(たまに「世の中は見方によるよな」と実感したいときはFox Newsを見たりもしますw)

あと、料理好きとしてはクッキングショーが好きですが、アメリカのショーは金もかかっているし、大掛かりなものも多いし、賞金やビジネス上の見返りも大きいし、結構前に放送されたものもあるけどこの手のモノはあまり最近である必要は無いので、もう何見ても本当に楽しめる。

また、ビジネス関係ではUndercover bossとかShark Tank(もうこれは長寿番組ですね)、またコミック的な要素も入ったThe Officeとかも、どのエピソード見ても本当に面白い。

そして短尺コンテンツ・UGC(User Generated Content)としては、全部30秒以下で揃えたFirework なんていうのも出てきていて見ているとキリなく楽しめる。


ということで、アメリカにいれば(アメリカ人は明示的にappreciateしてはいないだろうけど)ほんとにコンテンツよりどりみどりなんだけど、日本のプレイヤーがどう動くかがポイントかなと。

日本のコンテンツを出すか、アメリカのサービスをアグリゲートするか、大きくはどちらかの方向でしょう。どこが抜け出すか。

Business Idea, Japan, Startup

スタンフォード大のキャンパスの入口「Oval」で奥田民生のさすらいを弾き語りしています。めちゃくちゃ下手だし、途中で妻→娘→近所の女の子が登場したり、ピックを落としたり、動きが変だし、現キーじゃ高くて声がキモいし、どうしょうもないクオリティーですが、それでもupしておきます。

これは、この曲に思い出と、想いがあるからです。

1.
21歳の時にイリノイで留学していましたが、感謝祭の時期は寮がクローズされてしまう。とても困りましたが、何と自分が好きだった子がNYに留学していて遊びに行ってもいいという。2泊させてもらって夢のような時間だったけど(今でも本当に素敵な女性です)長いことお邪魔できないので泣く泣くそこを出て東海岸を旅することに。本当にそれは「渋々」で、心底ずっとそこにいたかった! けどウォークマンでその年にリリースされた「さすらい」を何度も聞いて奮起してWashinton DCなどをGrayhoundで旅して、結果として本当にいい経験になった。移動、人との会話、地理、食べ物、文化ショックなどなど。やっぱり、動いてみるもんだ、というのが心底体験できた。

2.
歌詞の中に「まわりはさすらわぬ人ばっか、少し気になった」というのがあります。
うちはコロナで調子が悪くなってますが、中の人たちはあんまり冒険しないなぁと思っています。みんな極めて賢いのですが、それがゆえにあまりリスク取らない。クレイジーなアイデアに食いつかない。均衡を崩しうる非合理について深い議論をしない。
ただね、どこも例えば同じようなコンサル使って、使い回されたパワポを見せられて戦略と戦術まで立てているとしましょう。そうすると賢さと手段について違いが出ませんね。
その時に、もう違いが出るのは、合理性に基づいた非合理と狂気、そして汗と人脈と努力と知見と見識と胆力しかないんじゃないかと思うんですよね。
動け、さすらえ、と。

Ovalで大声でギター弾き語りとかしていると、多少白い目で見られますw
だけど、1時間も歌っていたら、マスクを作ってるスタートアップの女の子が2人近づいてきて「Chicoでマスクを作っています、試作のマスクは差し上げますので、モデルになってくれませんか?」とのこと、ええよろこんで。こんなおっさんでよかったら。

モデルとして写真を撮られる。妻撮影。

VCをやっているおっさんは思いました。「こんな外国語で大声で歌っている狂人に話しかけるのは気が引けたことでしょう、ただ、その度胸で売り込み、ネットワーキング、マーケティングする限り、そのうち成功するでしょう」

そして、それが、うちに足りないマインドセットかなと。

閑話休題。
歌と歌詞については端的で、うつくしい起承転結です。終列車に乗って→海の波の続きを見ていて、「胸のすきまに入ってきたもの」「道しるべ」を結局、「無視する」わけじゃなくて「無視したらどうなった」と言ってるんですね。これは反語で無視しちゃいけないと言ってる。だから死ぬまでに必ずさすらおうと。

だから、最後は、歌なんか歌ってないで、自分の人生の中では「いつどうやってどこでどうさすらうのか」っていうお題になるわけですが、とりあえず今回は下手くそな弾き語りのupまで。
※リズム音痴で、ストローク(=右手)が特に下手です。誰かコーチしてくれる人がいたら有償でもいいのでお願いしたいです。

追加:奥田民生「息子」
https://youtu.be/lC_kRT03Dqc

Business Idea, Cooking, Diet, Japan, Startup

アメリカで出来るビジネスが何かないかと考え、乃が美のパンのレシピ(WEBにあるもの)を真似てパンを焼いて6回。今までは手ごねでやってきたが、乃が美風食パンは腰折れするほど柔らかく、それは当然パン生地が柔らかいことを意味し、結果としてこねるのが非常に難しい。

初日の翌日は激しい腰痛に襲われた(情けない…)のと、その後もかなり長い時間のパンこねに心が折れかかってきたこともあり、スタンドミキサーの導入を決定。

ただし、KitchenAidブランドとかは高くて買えないので、、また日本に持って帰った際に電圧の問題が発生するので、とりあえず廉価なものを購入することとして、Targetに行ってみたりAmazonで調べてみたりもしたけれど、要件に対して納得できる価格帯の在庫がなかったので、Nextdoorを見てみた。

Nextdoorは「ご近所さんアプリ」とも言えるもので、近所の情報や売ります買いますなどの機能があり、日本で言うと後者については「ジモティー」が相当するでしょう。ジモティーは時価総額が100億円くらいあるようで大変立派だと思いますが、Nextdoorはそれが$20億を超えているので「スーパーご近所さんアプリ」(?)とでも呼びましょうか。

で、売ります買います掲示板で探したところ、$80くらいでAmazonで売っているBeach Hamiltonの安価なミキサーが$40で売っていたので、即売主に連絡して「今晩10時前か明日昼頃取りに行く」と伝えて、車で30分かけてFremontまで行きました。やり取りは非常にスムーズ(アプリは多少使いにくいですが)で、How’s it going?とかって挨拶したらすぐ受け渡しするだけだし大変便利でした。 $20億 を証明するには沢山売り上げなきゃいけないでしょうが、頑張って欲しいスタートアップです。

それで、購入したのがこちら。

基本的なミキシングしか出来ず、パン生地をこねる動きをしてくれないですが、またかかる時間も結局30分くらいで短くなっていないし、手で押さえたり少し動かしたりしなくちゃいけないですが、それでも手ごねよりは全然楽。

こうやって少しずつ 買いそろえてやっていくのは貧乏性のなせる業wですが、少しずつでもベーシックを学べるので、いきなり最終兵器(パナソニックの「おうち乃が美」が焼けるホームベーカリーなど)を買ってしまうより勉強観点ではぜんぜんいいでしょう。
日々是学習、ということで。

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