Cat, Silicon Valley, Technology

これ、家猫じゃない猫を飼っている人しか分からないかもですが、「自分の猫が外でどこにいるか知りたい!」っていうのは長年の夢だったわけです。

もちろん、GPSデバイスはかなり昔からありましたが、少々お高いのと、何より結構な割合で月額利用料(=今流行のサブスク)で結局高くつく、というのがコスト面での課題、

そして、バッテリー含めてサイズが大きくて、犬はまだしも、猫にはなかなかつけられないというのが大きな問題でした。

但し、それをバッテリーと無線テクノロジー、およびネットワークイフェクト的なもので解決してくれたのがAppleのAirTagでした。

AirTagについては以前私は記事を書いています。
AirTag使ってみた ー 感想レポート【素ん晴らしい】

早速うちの猫につけてみました。(ちなみに「うちの」と言っていますが、色々な家に出入りしている猫なので、誰がオーナーなのかも分かりにくいような不思議な猫なのです)

ちょっと不機嫌そうな顔に見えますが、猫の顔っていうのはこんなもんですw

AirTagをしまうシリコンの部分はAmazonで$9.95で買いました。(少々高い)それを囲うバンドの部分は結線バンドみたいなもので、DYIです。

そして、外に出して、iPhoneのFind Myのアプリで見てみると、、

おお、見れる!(下の方の猫の体のアイコンです)少しだけど遠出しているなぁ
今度はそっちかい!
そこは、いつもお世話になっている人の家じゃないかw
あまりにも面白いので、Find Myの画面をテレビにキャストして、それを酒の肴にしたりする
どこの家におじゃましてんのよスターちゃん!みたいなツッコミを入れる

猫というのは研究により、近くしか行かない猫と、数キロ先まで遊びに行っちゃう猫と、結構様々だということが分かっています。
うちのは、結構「出不精」な猫だってことが分かりましたw


ただ、長年の猫の散歩先を知りたい、という欲望をいとも簡単に叶えてくれたAppleに感謝です。技術的には、iPhone が世界中に数十億台と出荷されたことによって、無線ネットワークがナチュラルにできちゃった、というところが大きいです。
テクノロジーを駆使できれば色々面白いことが分かる。

IoT, Technology

AirTag使ってみた ー 感想レポート【素ん晴らしい】

もちろん発売当日(4/23 US時間)に買いました。色々モノ無くす人だからw
4つですね。$99なので、日本での¥12,800よりは結構安かった。

アプリ的には当然かもしれませんが、Find Myに入れ込んだのが良かった。

ビジネス全体としては、もちろんこれだけ沢山普及したiPhoneそのものをネットワークとして使うということが秀逸で、

技術的には汎用技術であるBluetooth(ビーコン)を使い、そしてピンポイントの場所特定には比較的珍しいUWB (Ultra Wideband)を採用し、組み合わせて凄まじい精度を実現した ー

ということで全部の組み合わせにおいて、素晴らしいプロダクトに仕上がったと思います。

フォームファクターとして、穴がないからキーホルダーが必須、純正キーホルダー$35は高いな…とかはありますが、Appleなりにデザインのクールさを譲れなかったのでしょう。。安いのが必要でしたら、Belkin製もありますし、ノーブランドのものも早くもAmazonやeBayに山ほど出てきています。

ただの利用レポートでしかないのですが、いざ使ってみるとちょっと分かりにくい部分もあるので、実験スクショ中心にお届けします。

箱。
パカ。
iOSは14.5以上が必要。アプデしましょう。
刻印は無料。
ただし、納期が長くなる説が。

納期はオーダー受付初日4/23注文で、5/10納品(18日)でした。
(キーリングの方はもっと早く到着しました)

オシャレ。
オシャレ、と口にしたり、タイプする前に警戒心が出るのは歳のせいだろうか。

人糞emojiにしたので、人のことは言えませんが、どうしてもcurse wordを使いたい人は下記を参考にして下さい。

Apple will engrave ‘fart’ and ‘dick’ on your new AirTags, but not ‘poop’

https://mashable.com/article/apple-engraving-censorship-airtags-airpods/

iOSアプデして
AirTagをタッチすると自動でペアリング。
便利。
デフォルトセットの名前を選択するか、
カスタムで名前を付けられる。
セットアップ完了。
簡単。
人糞型のAirTagを早速試しになくしてみた。
(実験)
ただ、到着初日に盗られても悲しいので、一応カモフラージュはしてみた。
タオルに包んで、ダンボールに入れてます。
電話番号を入れられるのね。
でも何のため??(後述)

探すための機能はFind Myに集約されていますので、EarPod, MacAir, iPhone, iPad、そしてAirTagを付けたモノなどを、もう無くしまくれますw

アパート構内に置いたのですが、人がそこそこ通るということもあり、すぐ位置特定できました。
優秀。
衛星写真も見やすい。
衛星写真はTomtomから買っているようで。

実用的な使い方として、子どものカバンに入れておいて、リアルタイムではないものの、居場所を分かるようにする(GPS系のサービスは月額料金取るものが結構多いこともあり)

XXXX Elementary Schoolにいる、ということが分かります。
CAT=うちの子ども
妻はマウンテンビューの学校に行き、
私は近くのカフェにいて、
メインの車の鍵は家にあって、
子どもは学校に行っている

無くしたモード、で他のiPhoneユーザーが見つけて、iPhoneをAirTagに近づけると:

ブラウザを開くためのnotificationが表示され、それをタップすると
「失くしちゃったの、電話して」というメッセージと、
さっき入力した電話番号が表示されます。

一方で「無くしたモード」にしていない場合で、他のiPhoneユーザーが見つけて、そのiPhoneをAirTagに近づけると:

一旦、ロストモードを解除して、
妻のiPhone(日本語設定)でAirTagをタップしてみる
電話番号とメッセージが表示されない。
なるほど違いが分かりました。

次に、「見つける」モードの実験です。
これはUWB無線を使っているようで、無線技術マニアとしてはお肌にさざ波が立つほどの興奮です。

3m半径内にあると!
2.7m右にある。
もう気分は志村後ろ、後ろ気分。
1.2m前に!
ココここ!
すごい精度です!!

無くしたものを探すためのガジェットですから、機能性はこんなところです。

最後に、プライバシー機能として、

  • 自分のではないAppleIDに紐付いたAirTagが一定時間自分のiPhoneの近くにある
  • そのiPhoneのiOSは14.5以上
  • そのAppleIDを持った人のiPhoneは一定時間近くにいなかった

という条件を満たす際に「あんた、AirTag仕込まれてるかもしれまへんで」というメッセージが表示されるらしく、妻のiPhoneを持って・自分のiPhoneは持たずに10分くらい炎天下を歩いたり、
自分でやるのはアホらしくなって、妻に学校に行かせてカバンにAirTagを入れてもらって、自分はカフェで待ってたりして、
また、この実験のためだけに外に飲みに行ったりして、しばらく家に帰らなかったり、
なんとかメッセージを確認するように頑張ったのですが、出ませんでした。。。

ロジカルに考えると、上記条件で満たしていない可能性があるのは「一定時間」というところだけで、もう少し長い時間実験しないといけないのかもしれません。
WFHですし、お出かけも一緒のことが非常に多いので、これはなかなか難しいです。


これを使った、面白い遊びやアプリなどが世の中に出てくるでしょう。
スタートアップ投資や日本でのビジネス開発の関係で、今から楽しみです。

Business Idea, IoT, Silicon Valley, Startup

Apple AirTag, もちろん買いましたよ。色々色々モノを無くすので、4個も買いましたよw

この分野、ユーザーとして結構検討してきていて、フランスのスタートアップの製品を買って、3000円くらい払ったんだけど全然使えなくて怒髪天になったりしたこともありました。

また、過去にはAppleのFind Myに大変お世話になったり、Google Mapの履歴機能にも大いに助けられました。

多くは飲んで無くす、というケースですが、「バス通勤」していたこともあり、ついつい眠ってしまい、そのまま何かを置き忘れる、とかっていうのも多数ありましたね。

技術的に、何が一番いいだろうというのを考えていたのですが、NFCなら短すぎるし、Wi-Fiは消費電力膨大だし、と考えるとBluetoothしか無いんですよね。

ただ、場所の把握は結局スマホのGPSしか無いし、Bluetoothと通信したGPSの場所の履歴を取っていく、となるとアプリは必要。

それでも、「いつもアプリ立ち上げておくのか?」とか「自分のアプリとデバイスの通信履歴だけで直近の場所が分かるのか?」みたいなことを考えると、結局「みんなでアプリを使ってもらわなくちゃいけない」ことになるんだけど「みんながアプリ立ち上げておくのか??」という話になり、堂々巡りになる。

それをiPhoneという人々が最も多く有しているデバイスで実現した、という意味において、物忘れのひどい人たちが作るノーベル賞があったら、まちがいなく受賞するような仕組みです。

もっと早く作ってくれたら良かったのに!と思うくらいです。


で、次に、間違いなく「自分のパートナーの居場所を特定したい」としてAirTagをこっそりカバンに入れておいたり、服に縫い付けたり、カーマットの下に入れ込んだりする人が男性女性に関わらず出てくることでしょう。

そして、次に社会問題化する。

AirTagはそこまでのレベルの優れた仕組みだと私は見ています。

だから、間違いなく、AirTagを仕込まれたか検知するアプリが多数出てくる。

そして、私はここに商機を見出しています。

AirTag検知アプリを検知するアプリです。

1.AirTagをどこかに忍ばされているかどうかを検知するアプリ、が山程出てくる。
2.そのアプリをパートナーが使っているか検知する。

用意周到 準備万端 先手必勝、これは伊藤忠商事からの教えw

これが実現すれば、良いか悪いか別として、

  • パートナーが、浮気を疑われているんじゃないかと考えているかどうかが分かる
  • 浮気を疑われているんじゃないかと考えるような人の多くは浮気しているので、それが分かるだけで浮気の兆候もしくは浮気そのものを検知出来る
  • そうすることで、わざわざパートナーにAirTagを仕込む必要もなくなる
    (=お金の節約)
  • AirTagを仕込まれたことを逆手に行動が起こしているような場合(会社にAirTagを置き続けて本人は別所にのようなテクニック)、その行為自体を見抜く材料の一つになる
  • アメリカで社会問題になっている、そして日本でも上昇している離婚率を下げれる可能性すらある(=社会貢献、CSR)

特に、個人的な経験から、これが必要と言っている訳ではないのでナオコさんにちくったりしないように。

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