Amazon, e-Commerce, Technology

Shopify Fulfillment に申し込んでみた

ShopifyでECサイトを作ってみた、の記事は、「何をいまさら」感満載でしたが、比較的新しいモノとしてShopify Fulfillmentがあります。

Shopify Fulfillment
https://www.shopify.com/fulfillment

これは、Shopifyが自社倉庫で、在庫、梱包、発送、返品対応などを行ってくれるというもので、Fulfillment by Amazon, FBA相当のサービスです。

2019年の6月にこれを発表して、少々時間がかかったイメージですが、今年の半ばからベータ的に開始しています。

実際始めようと思ったら、結構大変だ、、、ということが分かって、M&Aでソリューションとした、という流れかなと推測しています。同年9月に$450Mで在MAのフルフィルメント会社を買収しました。

Shopify to Acquire 6 River Systems
https://news.shopify.com/shopify-to-acquire-6-river-systems

もうclicheに近いですが「もし係る業務に自社の強みがなかった場合はアウトソースするがよろしい」というのはGEのJack Welch時代から言われていたことで、たとえば商社の場合も、日本は自社事業会社があったとしても、グローバルな他マーケットではここらへんは考えようでしょう。

ということでいつもの通り使ってみました。

FBAの場合は価格表がありますが、Shopifyの方は今の時点では個別見積もりですね。
少し古いやり方のような気もするし、この辺のオペレーションは細かいこと含めると色々論点はあるので、個別に要件を基に見積もってくれた方が丁寧な気もする。

商社マンとして、ここら辺のモノ(ハードウェア、機器など)の物流を含めた提案案件やオペレーションは今までに沢山やってきました。

自分が持っているShopifyストアを選択するか、新しくストアを作らないと見積もりフォームに進めないようです。
ここは、意図的な設計として今のところこうしている気がします。かしこい。
「見積もり取りましょう」ページのトップ
ここら辺が確認したいオペレーション要件なんですな。納得。
一辺46センチを超える商品はありますか?
なるほど。
「自社の段ボール箱を使いたいですか?」
「Shopify側で詰め合わせする必要がありますか?」
また、アメリカで特に重要なこととして、
「返品対応が必要ですか?」
モノによっては30%などの返品率があるとのこと、この点はクリティカルです。
ここら辺の回答は今のところTBDです。
24時間以内に回答が来ると。
Amazon, Silicon Valley, Startup

Weee! – Asian Grocery, Delivered.

アメリカ駐在の大先輩である、当社役員の方に「アメリカでの食事はどうされていましたか?」と渡米前に聞いたところ「歳とって日本食以外食う訳ないだろう」と言われ、そんなもんかいな、地場に合わせて買い物して料理して、節約したらいいがなと思っていましたが、私も歳をとって今はその意味がよく分かりますw 日本食最高!代わりになる食事なし。

但し、日本食スーパーまで15分~30分くらい運転するのはメンドクサイ。
だけどそれはベイエリア在住でめちゃ恵まれていて、たとえばイリノイに住んでいた時なんかは、全然近くにアジアスーパーも無く、不味いピザや固いステーキに塩かけて食べまくって、太って、帰国したらクラスメートが誰も俺だと気付いてくれなかったという「日本食不在太り悲劇」もあったりした。

ただ、これはアメリカ在住のアジア人は同じフラストレーションとニーズを持っているようで、大規模なアジア食材ECサイトがアメリカで勃興しています。

今回試してみたのは Weee! (https://www.sayweee.com/) です。生鮮食品に強みあり。$35の注文で、送料無料。中国系のものが比較的多いです。

“Asian Grocery, Delivered. Farm-fresh ingredients from our app to your doorstep. Save time and money with delivery on your schedule. FREE DELIVERY on orders over $35”

サービスエリアは San Francisco Bay, Sacramento, and Seattle Areas のみとなっております。後者2つもアジア人が多いのか。ちょっと意外。

アメリカではD2Cサービス山ほどあるでしょ(一日に一つサービスが生まれているとも言われる)、どうせアメリカの市場の半分はAmazonでしょ(実際は38.7%だそうですが)とか言ってあなどるなかれ、バリュエーションは$600Mを超えています。ハイデイ日高、と同じくらいですね。

アメリカのベンチャーキャピタルとして超有名どころであるLightSpeedも投資家です。

まずトップ写真が有森也実に似た(?)アジア美人です

生鮮食品めめちゃ安い!
ネギ一束$0.39は40円ちょっとですから、サイズは小さいんですが、日本よりも全然安い。

D2Cで近年強調される「コミュニティー戦略」が垣間見えます。
UIを見る限り、この点非常に重要視しているように見受けられます。

私が住むエリアは週7日配達とのこと。ありがたい。

初回サインインで$10クーポンゲット。即利用可能。今回もちろん適用してみた。

今週末はしゃぶしゃぶにすると決め、材料(それだけではないですが)を$45ほどカートに入れると、配達日は明後日とのこと。なかなか早いです。

ドライバーへのチップは外数(追加)です。但し、ここで指定した額は全額ドライバーへ渡してくれます。

$1/2/3/otherと、$5からをデフォで要求してくるWholefoodsなどと違い、ユーザーに心理的に優しく、ドライバーに厳しいw

土曜日に鍋にするとして、土曜日に食材が着くのだと到着時間によっては夜飯の時間が凄く遅くなったりするので、中一日で金曜日に届けてもらえるのは大変ありがたい。

支払前にこれが出てきますが、流石に3人家族で$59は要らないかなw
ただ、中国人とかこの手のくじとかギャンブル的なものは好きそう。

注文確定後。
SNSにシェアするとリベートが貰えると。

ちょっと恥ずかしいけど、ビジネス研究の一環としてやってみるか・・・

FBでシェア完了。リベートが次の鍋物の足しにでもなれば。

リベートの仕組みとルール。

恥ずかしいが、、FBで確認したところ、ちゃんと連携されていた。

下記の通りDeliveryの時間のwindowが広いはちょっと困りもの。。


前日である木曜日にご丁寧にメールでリマインドしてくれ、「ドライアイスが袋入っているかもしれません。赤い文字が書いてあります。ケガしないように触らないでくださいね」とのこと。アジア的なやさしさを感じますね。好印象です!

当日:

キタ!

この手のサービスのnotificationは、テキストの方が親切。子どもがいたりすると、学校などのメールが今日日多すぎて、個人用メールは常時はチェック出来ないので。

最近、iPhone12にしました。スクリーンキャプチャがムダに長い。

Front porchに置いてくれる

上の巻き物みたいなやつは、カルピスウォーター500ml 1本が入っていた。少し謎な梱包。

丁寧に封入されているといえるでしょう。野菜を段ボールに直に入れるのは日本では多分やらないと思いますが、日本人は過剰包装過ぎるからね。

妻も言っていたのが「野菜の質が良くて、新鮮だね」ということ。

こっちの日本食スーパーは、野菜は悪くはないけど、アメリカの普通スーパーと比べて特段良くもない、という感じ。Safewayなんかは日本スーパーと同程度か、回転がいい分少しそれよりいいくらい。Wholefoodsがやっぱりハンドリングが丁寧なのか、少し品質としていいような気はしていますが、お値段はそれなりに高い。

Weee!のは品質は結構いいです!!

保冷材は結構少なめで、これが一つ入っているだけだった。

「ドライアイスが袋入っているかも(may)しれません。赤い文字が書いてあります。ケガしないように触らないでくださいね」とあったので少し拍子抜け。でも、まあいいでしょう。アメリカだし。

全体的に、①野菜がなかなか新鮮 ②価格が安い ③デリバリーがそこそこ早い ④梱包は簡素ながらも効率的で丁寧 ⑤品揃えもよし 
ということで文句ない内容でした。

バリュエーションが高いのもうなずけます。
またどんどん使いそうな気がします!

鍋。野菜たっぷりで美味しく出来ました。
Bitnami