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各種SNS/Webサービスのプライバシー設定を見直したらガクブル【Facebook編】

The Social Dilemma をNetflixで見てから、これはマズいと思い、各種SNS/Webサービスのプライバシー設定を見直したら:(;゙゚’ω゚’): ものでした。

メディア・エンタメ関係の投資業をやっていますので、最新の仕組みを勉強したいし、自分に全く関係のない広告より関連するものの方がいいっしょ、と深く考えてこなかったというのがありましたが、自分の思考回路までコントロールされるのは嫌だなと感じた次第。

あまりにもSNS/Webサービスにやばい設定が多かったので、手抜きで説明抜き&スクショ(それも設定変更前だけ、とか)だけですが、ざっと流れが確認出来ますので、ぜひご参考にしてください。

このブログ見てる人は大人が圧倒的に多いでしょう。大人は多少耐性があるのでいいとして(Qアノンとか、熱狂的トランプ支持者の振る舞いとか見ているとそれも怪しいと思ったりもしますが…)自分の子どもにはマストで教える必要のある事項です。

まだまだここら辺は詳しく学校で教育されるには至らないと思いますが、親が率先して学んで、実践して、教えなければダメですよ!

ただ、GAFAも商売なので、ユーザーから何か「対価」が無いとサービス提供していけない、という論理は商売人として分かります。

だけど、程度問題だよねと。Google Mapは相当ヤバく、私が過去10年くらい(ざっと見た限り)訪ねた場所と時間を極々正確に全部データとして持ってた!! 
たとえば、(あくまでたとえです)東海岸出張中にNYではピアノバーでほとんど時間を過ごしているとバレたら雇用関係にヒビが入るし、浦安に住んでいるのに、深夜に錦糸町に何度もいた、とかバレたら夫婦関係は崩壊するし、そんなパターンが分かればGoogleは私が「ポール(マッカートニー)」を検索した時に「今晩はサンフランシスコのポールダンスはいかがですか?」とバナー表示して、娘から絶縁されかねないし、何をGoogleは考えているんだ(怒)

冗談はさておき、GAFAはデカくなりすぎて、社会からのプライバシー保護意識の高まりを受けて、また、当局からのヨーロッパGDPR、カリフォルニアCPRA、CCPAなどの施行により、それらに対応する個人情報・PI保護/削除の設定と機能を入れ込まなくちゃいけなくなったので、利用者は少しだけでいいので勉強して、スマートになって、上手く使ったらいいのです。設定によっては、過去データ全部消したり、個人情報ほとんど使わせないということも可能です!

ここが入口。
これも常時オンはヤバめと考える。
とりあえず、ここまで来た。次。
基本的に、「知り合った人」しかFriendにしません。あと、会社の人も、特に親しくなければFriendにしません。
 
メールと電話番号の流出はヤバいというかめんどくさいという感あり。
これもヤメレ!
ここまでで、結構背中の汗がウォーターフォールのようになっています
これはよし
過去の投稿は「口は災いの元」とならないように、PublicとしていたものもFriendsに制限した
これは個人的に結構ヤバいと思うやつ!
かなり制限する形で変更した!!
ギャー!!
1271アプリ!?!?!
全部消してくれ!!!!
これもオフでいいです。
自分だけで結構です。

これは仕事のために残しておきます。
これも一応仕事の為に残しておきます。
仕事の為に残しておきますが、整理しました。
仕事の為に残しておきますが、整理しました。
これも、場所の履歴残すのは良くないと思われます。
やはり全部位置情報持っている‥‥
Safeway(親会社がAlbertsons)の登録情報と、Facebookの登録情報(メアド)をマッチングされているんですね・・・
ここら辺もオフで。
とにかく、場所情報は少々気持ち悪いので整理してよかった。
これも整理しました。
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“The Social Dilemma” 「監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影」

Netflixコンテンツです。非常にオススメです。
エンタメ系のカンファレンスやテック系のブログを最近見ていると、じわじわ浸透してきているみたいで、鬼滅の刃みたいに大ヒットしないと思いますが、日米で大きな波紋を生んでいくような気がしています。

英語版オリジナル “The Social Dilemma”
https://www.netflix.com/title/81254224

日本語版「監視資本主義: デジタル社会がもたらす光と影」
https://wired.jp/2020/10/17/social-dilemma-netflix-documentary/
(ここからNF Japanからでも行けるハズ)

ポイント

  • 小学校高学年〜高校生の子どもがいる場合に、親子で必ず見ましょう。

何でSNSに危険性があるのか、という点について「悪い男の人が言い寄ってくるから」みたいなレベルではなく、深層心理や脳科学にまで踏み込んで説明されています。

  • 何らかのWEBマーケティングに関係するビジネスをしている場合、逆に非常に参考になります。(グロースハック、マネタイゼーションテクニックなどが出てくるため → ただし、この通りインプリしましょうと言うわけではありません、それこそ「監視資本主義の影」みたいなサービス設計になっちゃうので)

論評的なものとして

  • 元Facebook、Google、Instagram、Twitter、Pinterestなどで会社初期段階でエンジニア、マネタイゼーション、マーケティングのVP等をやっていた人が出てきて、その問題点を語るので、非常に具体的でリアル内容となっている。
    • 出演する前によく弁護士と相談したらしく、流石アメリカ。GAFAに訴えられたりすると大変でしょうから。
  • ただ、アルゴリズムとか過去の各社の経緯とかを議論していると退屈になってしまうので、そこに物語的な要素を入れているところがバランスとして秀逸。
  • 物語の中で登場する擬人化された3名のAIが少し細身ではあるが、彦摩呂に少し似ている。
  • 結局、何が/誰が悪かったんでしょう、という問いに対して、明確な答えが無いのが示唆深いが、元々悪意は無かった/但し全体的に「悪影響を考慮していなかった」/作ったものが意図通りに使われないケースがほとんどだった/民間企業として利益がゴールになっている というような指摘はあり。
  • 「すべての仕組みが、中毒にさせる意図を持って設計されている」というのも内容を見ていくうちによく理解できる。例えば写真への友人のタグ付けなど。脳幹に働きかける科学的A/Bテストによりその意味で最適化出来る設計・開発。
  • その因数分解として、元Googlerから説明されたのが、1.engagement 2.growth 3.advertising。これは彼らがそういうのだから間違いないとは思うが、MECEかどうかを考えると非常に味わい深いところがある。
  • SNSの利用により、若者の自己肯定度が下がってきており、自殺率が上がっていると。若者が大人になり、子どもが若者になっていくので、社会での問題としては大きい。また、選挙行動の操作は実際に可能であることが実証されており、SNSでのデマ情報を信じた者によるPizzagate事件など。

個人的に

  • おじさんとして、Twitter, Instagram, Tiktok はやってはいますが、あまり乗れず、唯一ある程度親しい人のみでやっているFacebookくらいがSNSライフなので、それは続けるものの、広告を見ないようにする。 
  • Facebookはプライバシー、広告設定を見直した。相当に個人情報を渡すような設定になっていたと反省。
  • また昔から残っていたmixiとかブログ村などのアカウントは即日削除した。(というかChromeで調べたところパスワードが多数ハックされていたことが判明…)
  • かつスマホアプリのnotificationも多くをオフにし、不要なスマホアプリも少し整理した。
  • というか、老い先が短く、頑固な自分に対する洗脳はある程度どうでもいいとして、自分の子どもは本当に本当に心配。利用時間管理、そもそもアカウントを一定年齢までは作らせないなどあらゆる手を講じていく。(ちなみに、数ヶ月前、既にかなり良くない状況になったのでTiktokについては実質禁止した。アメリカの小学生高学年くらいからの(少なくとも女の子は)Tiktok依存は凄まじいものがある。
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