シリコンバレーも寒くなってきました。私が住んでいるLos Altosは緯度が福島県の郡山、会津若松くらいなので、当然と言えば当然でしょう。年中温暖だと勘違いして薄着してくる出張者とかCOVID前にはいましたが、緯度を見ましょう。
私はかなりケチで、着るものはずーっと着るのですが(たとえば大学生の時から来ている下着はボロボロで肌が透けて見えている)お気に入りだったユニクロのカシミヤセーターは生地が柔らかいのでどうしても穴が空いてきたりして前シーズンに泣く泣く2枚捨てました。
ちなみにLAのEverlaneで1枚買ったやつはお気に入りでヘビーユースで使っています。(これは後日ブログに書きます)
今はWFHで外に出ないのですが、ZOOMでもちょっとオシャレして、家の中でも暖房を使いすぎずに暖かく過ごしたいと思うので、新しく買いたいな、だけどアメリカでユニクロ買うのも芸がないな、とか思っていた時(明示的に検索していた訳ではない。Googleが思考回路を先回りしているのか…)に見たのがこのYouTube広告ビデオです。
製品、社会貢献、ビジネスモデルなどにおいて実にわかりやすく、2分半と簡潔で、見終わったらすぐ買いたくなってしまった。
で、さらに関連動画を見つけるのはYouTubeでは極めて簡単で、追加でこれも見たりして、「もう絶対買う!」となってしまった。
両方とも実に、ストーリーとして、ビデオとしてよく出来ている。
在NYのスタートアップで、従業員44名、バリュエーションは非公開のようです。ただ、ここまで来るために$17M程度資金調達している模様。
で、サイトに行ってみた。(妻に衝動買いだと責められてもしかたがないレベルですが、我々、ECのビジネスが日本にあるので仕事の一部ですw)
真ん中上に強調された形で $75 SWEATERというコーナーがある。
購入プロセスはスムーズ。普通と言えば普通である。
なので、購入後・配達前の今回の気付きとしては、
①ECサイトは良くも悪くも普通。UI・UXを突き詰めていくと、特段変わったものというのは提供しにくい。
②ただ、そこに誘導していくためのデジタルマーケティングにおいて、動画ベースで、ストーリーを立たせることで(特に最近社会貢献的なものは多い)訪問者・視聴者を買いたい気にさせる。動画は長すぎず、但しストーリーは伝えられる尺でないといけない。
③それで、価格が魅力的ならそりゃ買っちゃうよね♪
で、11日後に配達されました。
返品(これがアメリカでは非常に多い)で戻された袋・プラスチックバッグが再利用されています。こういうのはすごくいいなと思いますし、アメリカの意識が高い系の人の中でもエコフレンドリネスは重視されています。
で、着てみた。
品質は良く、非常に柔らかく、$75にしては非常に満足度が高い内容でした。
だって、ユニクロだってカシミヤセーターは特別値引き品を除くと¥8,990/¥9,990みたいですからね。
オンランストア20周年特別企画カシミヤ100%セーター 50色https://www.uniqlo.com/jp/ja/spl/onlinestore20th/cashmere50
ただ、よくこの私のuglyなポーズの写真を見てもらえると分かる通り、ちょっと180cmの身長に対して、Sサイズは小さすぎた…
サイズ表を見て、胸囲などから慎重に決定したのですが、これでは首が詰まって、カシミヤといえども首がチクチクしてしまうし、下に何か着込んだりするとパンパンになってしまうし、なにしろ一回でも洗ったら悲劇的な小ささになってしまう。
ということで、残念ながら上記の袋を使って交換手続きをしました。。
その内容は後日に。
また、サイズをcomputer visionで自動計測するスタートアップはシリコンバレーで会っていますので、その話も後日できればと。ZOZOスーツ2のような専用ピッチピチスーツ装着型が流行るか、それとも誤差承知で普通の服で測れる型が流行るか。
ただし、全体的にはNAADAMは品質、マーケティング、デリバリー、返品容易性など素晴らしかった。応援したいと思います!!