Statistics

統計士・会計士よりアメリカのCOVID感染者数について進言

アメリカのCOVID感染者数が貴報道の通り、再度急増しており、もう「Third wave」というような言い方もしないほどに(どこが第一波、二波なのか議論していてもしょうがない程に増えている)spikeしています。

Worldmeter
COVID19/USA

https://www.worldometers.info/coronavirus/country/us/

統計士・会計士として一つだけ言わせて欲しいのは、(ソーシャルディスタンス、手洗い、うがいなどの他に)毎日数字を見ることです。
統計手法だとかXXXシミュレーションモデルだとか世の中に色々あるわけですが、数字は(数字も)毎日眺めていることで、傾向と背景が分かるようになります。バスケットのフリースローの練習とか、楽しく可笑しく見せる動画編集の訓練だとかと同じで、難しいことはなくて数字についても慣れるしかないのです。
仕事していて、「本当にこいつ数字が分かってないな」と思う人はいるものです。見てないのか、慣れてないのか、分かる気がないのか、分かりませんが・・話していてそれは明確に見えてしまうのです。私の場合には一つ統計・会計の勉強の中で培ったところはあります。

COVIDの感染者数についてもそうです。
日本の感染者数が現時点で11万ちょっととのことですが、それを超える感染者数が人口3倍弱のアメリカで「一日で」発生しています。国土や気温の違いなどを考慮しても極めて異常で、もはや30人に一人は罹った・罹っている状況は非常に危険であります。
ただ、その感染者数の状況については個々人が定量的に、ただし感覚的にでいいので、頭に毎日入れておかないと、気が緩んだ行動を取るもとにもなります。
毎日見ることでパターンが見え、推測もできるようになってきます。
たとえば、金曜日はおそらく病院のオペレーションの関係で週の中で最も高い感染者数報告があります。
11/6には過去最高の132000件超の感染者数報告がありました。これは大統領選集会・投票に関係していると見る向きもありますが、投票日は11/3で潜伏期間を踏まえると、投票日の集まりにはそれほど関係しないという推測が立ちます。
その後バイデンの勝利が決定し、民主党支持者は比較的マスクを付ける方ではありますが、それでもソーシャルディスタンスもなく、お祝い騒ぎをしていました。
よって、また気温の低下も相まってこの数日余談を許さないでしょう。

というようなことは、数字を毎日見ていると分かるものです。
自分の身を守るためにも、(また自分の資産を増やすとか、部の業績の悪化の兆候を見るなどにも)数字を眺めることには大きな効果があります。F検定、みたいな特別な知識も必要ありません。「所作」にするだけでいいのです。

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