Silicon Valley, Startup, Technology, Tesla

これ、前からあったっけな? クパチーノのマルカイの駐車場です。(明日はしゃぶしゃぶなのでその買い出し) EV充電無料って書いてあるよ!えぇ!! 個人的には今まで見たことなかったな。

買い物は、嫁と娘に任せて、自分はVoltaってどんな会社かテスラの中で調べてみた。(1ポートしかなく、隣でテスラが充電中なので私はそれが空くのを待つことに)

https://voltacharging.com/

  • 全米に2,000ポート(=要は充電ケーブルの数でしょう)あり、800箇所に設置。
  • 上場済。2020年時点ではSPACっぽい。今はVOLTとして合併完了したみたい。
  • 本社はSF。
  • ハワイ含めたアメリカで展開済で、ヨーロッパにも展開計画中とのこと。
  • 基本的にこのデジタルサイネージ広告で儲けている。売上高は四半期で10億円くらい。
    昨年比77%増
  • チャージングステーションを個人・法人に作ってもらうビジネスもやってるが、漸減中。
  • 純損失は50億円弱!
  • PSRが55倍!!!!

ラーメンHajimeで本当に美味しい担々麺を頂いた直後だったのですが、PSR見て全部戻しそうになりました。PSR55倍って…

ただ、よく見てみると、うちの会社の駐車場にもあるChargePointは46倍、Blink Chargingにいたっては115倍と、担々麺を車内で戻さなくて良かったです。

お、隣のテスラが出ていった。タダ充電チャンス!!
ジンファンデルチャンネル ステッカーが夕陽に輝いていることに注目)
おぉー充電ちゃんとされていますねー(Teslaは自分のアダプターを付けないといけないことに注意)

ただ、HPに「うちらはLevel2充電ステーションだからさ」って何度もうたってあるんだけど、どういう意味なのか。格落ちみたいな?

おぉ、32Aですね。だから、Level2というのは「家庭で12A/110Vでとぼとぼ充電するのとはパワーが違う、時間が短い=レベチだぜ、という意味ですな。

ということで、

  • 普通の自動車が考えると、「ガソリンをタダでもらっている」みたいなことだから、本当にうれしい。(アパートなんかに住んでいると、家で充電できない人もいますしね)
  • デジタルサイネージ+チャージングステーションというのは、まぁ考えつくビジネスアイデアではあります。ただ、この資本集約的なビジネスを実際に展開できるのが、シリコンバレーの強さ!
  • ただ、売上10億円、損失50億円、PSR55倍というのは、もう新しい資本主義というか株式市場というのか、$10/杯のラーメンを月一回食べることを心持ちにしている私のような庶民からすると、なかなか理解しにくいレベル感ですね。
  • とはいえ、将来的なガソリン車の新規販売規制を見据えた株価形成であることは間違いなく。
  • うちも以前日本で充電チャージングビジネスはやっていたですよ実は。だけど、電気自動車の普及より全然早く始めてしまい、上手くいかなかった。これも難しいんだけど、タイミングとふんだんな資本というのは本当に重要。

こういう、「あったらいいな」だけどビジネスとして成立するのか?というようなモデルが実際にモノになって触れることが出来るシリコンバレーという場所は、本当に心の底からワクワクする場所だと思います。

マルカイの横のビアードパパのシュークリームが売り切れていてブチギレていた嫁と娘にも、大きな観点を持てよと言って聞かせたいです。

Startup, Technology

娘が英検1級にチャレンジ。このパンデミック下でもオンライン受験を公益財団法人 日本英語検定協会殿が計画しているという話もまったく聞かず、英検準1級に続き、ベイエリア⇔LAを2往復です。(ちなみにメキシコの日本人駐在員家族なども来ているとか。大変なご苦労です…)

飛行機という乗り物はCO2排出量めちゃくちゃ多いので、好きじゃないんですよ。上記区間、家族3人分で500kgくらい出ますからね。

そして、ガソリン車もこの距離ならかなりの量になる。100-140kgとか。

だから、Teslaを買いました。貯金全部はたいて、車2台売って、嫁の自動車保険を切って(=もう運転しない)、中古の型落ち安価版Tesla、Model3。預金がゼロにほぼほぼ近くなった時に、多少精神にガタがきましたw

ただ、このブログでの繰り返しだけど、子どもに「勉強しろ」とか「エコに気にかけろ」とか言うだけでは本当にダメで、自分でやって見せなきゃしょうがない。そうして子どもが正しく育つ。

貯金がないと、子どもの進学資金どうするんだ、という話はさておきw

その上で、子どもにつじつまの合わない話をするのもダメ。「体が資本だから」とかって言いながら、ポテチ毎日1袋食べるような親は絶対信用しないでしょう。

なので、「Teslaだから、EVだから、どれだけ運転してもエコだね♫」と言うのも完全に正しくはないわけで、電力供給完全なクリーンエナジー(太陽光発電など)ででも無い限り、化石燃料を燃やして発電された電気からはCO2が発電所から排出されている。

その量は28.88kg。

相対的に非常に少ないことには喜びを感じるし、一方で「気体で約30kg」って結構な量なんじゃないのとも思ったりする。

ここで「28.88kgとか100-140kgとか500kgとかってどうやって計算しているのよ?」という疑問を持った人もいるかと思います。

それは、Copolaです。

https://www.copolo.com/climate-change

下記の通り簡単にCO2排出量と、それをオフセットするための排出権の購入金額を計算し、必要に応じて実際に個人でも購入できるのです!
めちゃ簡単に計算・試算できる。
「この内容で排出権を購入しますか?」
もうここからは普通のECサイトと全く同じです。
1分で買えちゃいました!
購入内容、その便益などはダッシュボード画面で確認できる。
1357杯のコーヒー分の貢献、とかって面白いし、分かりやすい。
  • 旅行する際に、飛行機乗ったりレンターカー使ったり移動に際し発生するCO2を機材とその中での旅行者の専有面積や車種、距離に合わせて詳細に計算して、その分の排出権料金を追加で払うことでCO2オフセットする
    • たとえば東京⇔SFOで$10くらい
  • CO2排出権は同社がまとめて買ってくる
  • 企業がcarbon neutralityを実現しようと思ったら、たとえば飛行機の出張はやはりかなりCO2排出量多いので、このようなサービスを「使わなければいけない」というようなことに将来なるのでは。
  • その意味において、中長期的な高い視座を持ったサービスである。

EVということもあって、距離の割にかなり割安ではあったのですが、それでも排出分をオフセットして地球に貢献できて、娘にもそれを車内で話せたりもして(英検前なので英語で話しています)教育上もよかったし、何より個人的にスカッとして気分になりました!

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