「なんかピックルボール関係でいいビジネス案ないかなー」と周りの人たちに相談していたところ、出てきたのがうちのクラブのヘッド(長年ピックルをしている)から出てきた表記のアイデアです。
彼女は今は引退していますが、元々シリコンバレーのテック企業、スタートアップで働いていて、今はボランディアでクラブの運営をしていますので、それを合わせた角度の案、私と同じような思考回路の持ち主、とは言えると思います。
まず、当地に住んでいる人たちの頭の中に「パンデミックはほぼ終わったけど、まだみんなオフィスにそんなに戻ってないよね。オンラインでZoomなどでのコミュニケーションがまだ多いよね」→だから仕事上のやりとりはもう3年弱オンラインでやっているから出来るんだけど、どうしても機械的な・表面的なものになってしまい、心のつながりみたいなものは作りにくいよね⇢そんなこともあって若い人は「quiet quitting」しちゃってるよね… とかっていうのが何となくあります。
それを前提として、GoogleやAppleなど大企業を含めて、どうにかこうにか従業員をオフィスに週3回など来させようとしている。ただ、超優秀な人を雇っているということもあり、一筋縄ではいかずw Googleなんかは結構反発が中であり、実際は3回は全然行っていない、なんて話も当地で生の声として聞いたりもするんです。
ということで、企業内のコミュニケーションを活性化するために、今アメリカで大流行、最も伸びているスポーツ、500万人の愛好者がいる「ピックルボール」を社内イベントとしてやりましょう、それを私がオーガナイズしようじゃないですか! というビジネス案です。
コートを仮設するソリューションとして下記の「PickleRoll」という製品などがあり、これ(とネット)を企業の駐車場(や体育館や極大の会議室があれば屋内でも)に持ち込み、社内イベントを行うという案です。
一回で数千ドルを企業にチャージし、パドルやボールも貸し出しますし、必要に応じその他の椅子やテントなどもセットします。
さらに、簡単なインストラクション、トレーニングも行います。
このアイデアがいいなぁと感じたのは、たとえば私が所属するパロアルトのピックルボールクラブでも、平均年齢がそこそこ高く、50歳付近(全米での愛好者の平均年齢は38歳程度)で、メンバーを見たり直接喋っていると場所柄もあり、かなりテック企業勤務の方が多く、それもシニアマネジメントの方々もそこそこいるので、口コミ、word of mouthがかなりきくだろうな、と思ったのと、
うちのクラブについては「お、Moshがやるなら、いっちょ協力してやるか」というような話にはなりやすく、(みんな超フレンドリーだし、私もある程度ボランディアワークをしているので)このような商売はまず地元から、ローカルで、というのが基本のところ、自分の周りのピックル以外の知り合い含め、地道なバイラルマーケティングがきくんじゃないか、と思ったのが大きいです。(何事も、最初のお客さんをゲットすること、初めのお客さん像が明確にイメージできることは超重要)
もちろんデジタルマーケティングも必要で、CPM, CPAが非常に高い現在、超効率的にやることがクリティカルに求められますが、ピックルボール愛好者は、年齢層がやや高いということもあり、Facebookグループで見つけやすいのでターゲティングして投稿するのがすごく簡単というメリットもありますね。(おぉぉ!うちの会社でもピックルイベントをやって、日頃の腕を同僚に見せつけてやりたい!的な)
それと、色々なビジネス案を考えている中で、B2C、B2Bに大別できますが、大企業はお金持っている!というファクトもあります。いや、大企業こそ遅いだろう、というのはありますが、「予算が付いている事項」については意外と速かったりもするのです。個人的に、上記したような「社内コミュニケーションの活性化」は “quite quitting” が大大問題になっているアメリカ企業の中で喫緊の経営課題になってくると強く感じています。
個人的なスキルセットアセットとして、
- 法人営業経験
- 英語力
- 外面の良さw
- トーク力
- プロジェクトマネジメント力(PMP保持者でした)
- 経理力(会計士でございます)
はあるので、何とかなるんじゃないかと。
ロジスティクス、実務面として、コートについては、
- コートの大きさのマット(6.1m x 13.4m – 巻いて搬送するので6.1m長のロールになる)$5,000
- コート+余白の大きさのマット(9.1m x 18.2m – 巻いて搬送するので9.1m長のロールになる→搬送は大変) $8,000
の - どちらがプレイアビリティがいいだろうか
- 重さは(一人で運べるか、何人か必要か)
- マットの耐久性は
- 直接駐車場にラインを引けるケースはあるか
- 大企業は自社駐車場あり
- ただし、それ以外はテナントも多く、駐車場をいじれないケースが多い
- また、駐車場のラインと交じると見にくく、ライン上でボールがイレギュラーやスキッドしやすい
- しっかりとしたラインをプロフェッショナルに引かないと、イベントっぽく見えない
- 一方でサンノゼのライン業者と先日知り合いになった(ピックルボールのトレーニングを受けたらコーチがそのビジネスオーナーだった)
- ネットの可搬性は(おそらく簡易的なものなら問題ない)
というような論点がありますが、まぁ何とかなるレベルかなと思います。
資金調達、ファンディングについて
上記の程度の初期必要資金でしたら、何とか自己資金で出来るかも知れませんが、「仲間を作る」(繰り返しですが、ピックルボール業界というのは何かにつけてフレンドリーですし、Major League Pickleballに数々のセレブが出資したりと、新しいことが起こることに対する高揚感がすごくある)という観点から、ピックルボール好きのエンジェル投資家(←言うは易し、どうやって探すのか!?)、クラウドファンディング(ピックルボール好きは、年齢層が高いということもあり、Facebookグループで見つけやすいのでクラファンプロジェクトをターゲティングして投稿するのがすごく簡単)を少額で$100-200Kくらいやるものいいかもしれません。
と、色々色々思考は続く。
とにかく、考え続けていくこと、その上で果敢にアクションを起こしていくことが大切。
ピックルボール自体は始めて1年で、腕前としてはぼちぼち、まぁまぁくらいな感じですけども、それ以上にクラブの中などで起きたこと、動かしたことなどはその期間に比してかなり沢山あったので、毎日を前向きに生きて、時間を最大限有効に使って、それも他人に使うことを惜しまずやっていけば、きっといいことがある、神様はきっと見ている、と思ってやっていきます。
引き続きご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。